日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月16日、AMD Athlon 64プロセッサを搭載する新型ブレードPC「HP bc1500 PC blade」の販売を開始した。税込み価格は12万6000円。10枚セットの「HP bc1500 PC blade(10パック)」は122万8500円となる。
低電力型のAMD Athlon 64プロセッサ1500+を搭載し、低消費電力と高性能を両立させたとする。ブレードPC1枚当たり消費電力は24Wで、同社のデスクトップPC「dc5100 SF」に比べ約10分の1という。電力効率が高く発熱が少ないため、日本HPでは「データセンターにブレードPCを集約するような環境での利用に最適」と述べる。
1台のエンクロージャに20枚搭載することが可能で、一般的に使用される42Uサイズのラックだと280枚を収納できる。バッファオーバーフローを引き起こすウイルスなどの感染を防ぐ機能「拡張ウィルス防止機能(EVP)」も備える。
日本HPでは「ブレードサーバなどで高い実績があり、高集約環境に適したAMDプロセッサを搭載するbc1500をラインアップに加えることで、ブレードPCによるクライアント統合ソリューション『HP Consolidated Client Infrastructure(CCI)』のさらなる普及を目指す」としている。