IBMは米国時間11月20日、自社プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)「Bluemix」のシングルテナント版である「Bluemix Dedicated」を発表した。
Bluemix DedicatedはIBMのクラウドデータセンターでホスティングされる単一テナント環境。専用のクラウド環境であることから機密情報を利用するアプリケーションの開発と実装が可能で、パブリッククラウドに伴う規制順守、性能などのリスクなしにクラウドのメリットを享受できるとしている。
「SoftLayer」クラウドセンターから専用のハードウェアを利用し、企業とデータセンターを直接結ぶネットワークを用意する。SoftLayerがビルトインで持つプライベートネットワーク、管理、ワークロードの可視化などの特徴を利用できる点も強調している。
まずはランタイム機能、Cloudantの高性能データベース・アズ・ア・サービス機能、データキャッシュ機能を提供する。提供する機能は今後拡大していく予定という。
IBMは同日、最新のPrivate APIカタログも発表した。オンプレミスシステムとIBMのBluemixカタログとの間を専用トンネルを利用して安全に接続でき、クラウド環境に移行するにあたって開発者はオンプレミスデータを最大活用できるとしている。