NeowinのBrad Sams氏は1月7日に、同氏が実際に目にしたという本物のSpartanの初期バージョンのスクリーンショットに基づいて作り上げた画像を投稿している。
またSams氏はSpartanが「Windows 8」の一部である「モダンUI」のIE、すなわち「Windows Store」スタイルや「Metro」スタイルと呼ばれるバージョンのIEを置き換えるだろうとも伝えている。The VergeのWarren氏は、SpartanがWindows Storeアプリとなり、同ストアから実際にダウンロード可能になるという話も聞いていると報じている。
先ごろの記事にも書いたように(にもかかわらず、多くの報道やブログに正しく伝わっていないのだが)、MicrosoftはIEを廃止してSpartanに置き換えるわけではない。IEは、必要な人向けのオプションとして、Windows 10搭載のPCやデスクトップに提供される。一方のSpartanは、Windows 10のPC、デスクトップ、タブレット、携帯電話にインストール可能になる。
ちょっとした余談だが、Spartanが描画エンジンとして(「Webkit」といった他の選択肢ではなく)「Trident」を使い続ける理由には、サイトの互換性を向上させるという目的もある。Spartanは、古いバージョンのIE向けに記述されているサイトを検出した場合、Tridentを用いてIEと同様の描画が可能になると筆者の情報筋の1人は語っている。
Microsoftは、1月21日にレドモンドで開催するWindows 10のプレビューイベントで、Spartanの情報をある程度まで披露する可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。