ビッグデータ技術の普及を目指すODPiが前進--新メンバー獲得など

Toby Wolpe (ZDNet UK) 翻訳校正: 編集部

2015-09-29 12:02

 PivotalとHortonworksが主導するOpen Data Platform initiative(ODPi)は米国時間9月28日、新しいメンバー、コアの仕様とリファレンス実装、それに正式なガバナンス体系を明らかにした。

 同イニシアチブがOpen Data Platform Hadoopとして2月に誕生した際、Hadoop適用を目的にオープンソースであるApache技術のコアを定義することを目標としているとして論議を呼んだ。

 これに対し、反対派はマーケティングの取り組みだとして切り捨て、プロジェクト間の相互運用性は大きな問題ではないとした。

 Open Data Platform側ではない人たちとの摩擦をさらに大きくする動きとして、同イニシアチブはLinux Foundationの協業プロジェクトとしてホスティングされることになった。

 また当初の設立メンバーであるGE、Hortonworks、IBM、Infosys、Pivotal、SAS、AltiScale、Capgemini、CenturyLink、EMC、Teradata、Splunk、Verizon、VMwareの14社に加え、Ampool、DataTorrent、Linaro、Squid Solutions、SyncSort、東芝、UNIFi、Xiilab、zData、Zettasetが加わった。WANdiscoも3月に参加している。

 ODPiは、25社から35人以上のメンテナーが最初のODPiコア仕様とリファレンス実装の開発に携わったとしている。

 目標は、アップストリームとダウンストリームの認定を簡素化することだという。「ビックデータエコシステム間の一貫性と互換性を確実にするため」、認定プログラムも用意する予定だ。

 発表されたガバナンスモデルの下、開発者グループの中から専門知識や貢献価値の高い開発者で構成される技術委員会を結成する。メンバー企業は、重要な意思決定について、投資レベルに関係なく同じレベルでの発言権を持つという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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