Salesforce.comは米国時間4月4日、営業チームの生産性向上に向けた一連の技術と機能を盛り込んだ「Einstein High Velocity Sales Cloud」のリリースを発表した。
3月上旬に提供が開始されたSalesforceの「Spring '17」リリースでは、「Sales Cloud」や「Service Cloud」「Marketing Cloud」「Commerce Cloud」「Analytics Cloud」「Community Cloud」を含むプラットフォームを通じて「Einstein」が公式に統合された。
Einstein High Velocity Sales Cloudでは新機能と既存機能が1カ所にまとめられ、さまざまな営業担当者による人工知能(AI)機能へのアクセスがより容易になっている。
このリリースには、リードの優先順位付けを自動化する「Einstein Lead Scoring」や、担当者と顧客のやり取りを自動的に記録する「Einstein Activity Capture」、電話番号検索の必要性を低減する「Lightning Dialer」、プロスペクトのエンゲージメントをリアルタイムで通知する「Salesforce Engage」、アプリ間のやり取りを低減する中央集中型のダッシュボード「Lightning Sales Console」といったSales Cloudの機能が含まれている。
またSalesforceは同日、「Government Cloud」が航空宇宙分野や、米国防総省(DoD)を含むすべての機関における「Impact Level 4(IL4)Provisional Authorization」の認可を取得したと発表した。これにより、Salesforceのプラットフォームは航空宇宙分野や国防分野を通じて配備できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。