温度に注意する
充電機器にもっとも適した温度は室温（20度前後）だ。しかし、われわれは温度調節が利いた部屋の中だけで活動しているわけではないため、5度から45度くらいがバッテリの使用温度範囲になっている。温度がこの範囲より高くなっても、低くなってもバッテリに悪影響を及ぼす場合がある。特に低温での充電は避けるべきで、0度以下で充電を行うと、バッテリに恒久的なダメージを与えてしまう可能性がある。
これは、バッテリの仕組みを支えている化学の問題だ。バッテリによっては、使用温度範囲が広いものもあるため、気になるようなら仕様を確認した方がいいだろう。
リチウムイオンバッテリを極端な温度にさらすと、バッテリが物理的にダメージを受け、歪みや割れが生じることがある。この場合、そのバッテリを内蔵しているデバイスにもダメージが及ぶかもしれない。
デバイスを長時間直射日光にさらしたり、寒い日にポケットの中に入れっぱなしにしておくのは避けた方がよいだろう。
ノート型のWindowsマシンやMacで内蔵バッテリの温度を監視したければ、そのためのユーティリティも数多く出回っている（Windowsであれば「Passmark BatteryMon」が優秀だし、Mac向けであれば「TG Pro」をお勧めする）。
提供：Adrian Kingsley-Hughes
