IDC Japanは5月22日、法人向けノートPC市場の軽量型ノートPC、長時間バッテリー駆動型ノートPCの市場規模に関する分析結果を発表した。同市場は法人向けノートPCの中で31.5%を占め、前年比61.5%増になることが分かった。また、2017年における国内法人向けノートPC市場の前年比成長率は6.4%だった。
軽量型ノートPCを「重量1.2Kg未満」、長時間バッテリ駆動型PCを「バッテリ駆動時間8時間以上」として考えた場合、これら2つの機能を満す2017年のノートPCの出荷台数は49万台。同市場が国内法人向けノートPC市場全体の成長率を大きく上回った背景として、IDCでは、働き方改革に伴うテレワークなどに対する関心の高まり、企業でのフリーアドレス制度の浸透、デスクトップPCからノートPCへの切り替えなどの動きがあるとしている。
また2017年の同市場でのベンダー別出荷台数トップシェアはパナソニックだった。次いで東芝 17.2%、NECレノボグループ8.0%と続いており、これら3社で市場の約8割を占める。
2017年 国内法人向け 軽量/長時間バッテリー駆動型ノートPC市場 出荷台数シェア