1万件以上の回答を集めるアンケートフォームに「WEBCAS」--50フォームを運用

藤代格 (編集部)

2020-11-10 07:15

 パナソニックグループの総合保険代理店であるパナソニック保険サービス(大阪市中央区、単体従業員数272人)は、2016年10月からアンケートシステム「WEBCAS formulator」を活用。顧客への満足度アンケートやお問い合わせなど、50以上のフォームを作成しているという。11月9日、サービスを提供するエイジア(品川区)が発表した。

 同社は、約15万人のグループ従業員やOB、OGを対象とするパナソニックのグループ会社が開発するシステムを活用してフォームを作成。最も多い「パナソニックグループ団体扱自動車保険アンケート」は約7万5000人を対象とし、1万件以上の回答があるという。

 情報セキュリティ基準の見直しがあり、システムの移行が必要になったと説明。セキュリティ、適正コストでの大規模アンケートの実施という2点を条件に検討したという。

 料金は定額、フォーム回答数の制限はないため、大規模アンケートでも費用を気にせず実施可能。

 「情報資産の管理」「物理的、環境的セキュリティ」「リスク管理」など10事項、34項目を確認し、求めるセキュリティ要件を満たしていると判断したという。エイジアはISMS(ISO/IEC27001)とプライバシーマーク(JISQ15001)認証も取得しており、情報セキュリティに対する意識の高さを感じたと説明している。

ファイルを添付できる(出典:エイジア)
ファイルを添付できる(出典:エイジア)

 2016年10月の導入当初は、規模が小さく5フォームまで作成可能なASP版を採用。活用が拡大し、2017年10月に50フォームまで作成できるSaaS版に移行したという。管理者にadmin権限を付与でき、画面操作ログを自由に確認できる点も評価したと説明。

 フォームのコピー、登録があった際の通知メール、必要な書類などの画像を添付できるファイルアップロードの3つの機能の利便性が高いと評価している。

 WEBCAS formulatorは、さまざまな入力方法を活用して設問フォームを作成、意見を収集できる。

活用可能な入力方法(出典:エイジア) 活用可能な入力方法(出典:エイジア)
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 パッケージを導入する「導入版」、月額課金でASPかSaaSかを選択できる「クラウド版」を用意している。

料金一覧(出典:エイジア) 料金一覧(出典:エイジア)
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