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ムダクラウド高くする

徹底的な最適化でDX予算を獲得

 多くの企業がクラウド化を進めているが、クラウド移行に踏み切れない企業も少なくない。その理由の大半は、クラウドは「高い」からというものである。ほんとうにクラウドは高額なのだろうか。クラウド移行に成功した企業は、実は高コストに悩んでいるのだろうか。

 クラウドが高コストに感じるのは、オンプレミスと同じような考え方のままで、ちゃんと「最適化」できていないからと推測される。クラウドは柔軟にリソースを変更できるからこそ魅力的で、その利点を生かさなければ高コストになってしまうのはあたりまえだ。

 クラウドに適したサイジングや移行方法と、自社に適した利活用の方法を見いだせば、コストを大幅に抑えて、DXやセキュリティなどの重要な取り組みにかける予算を確保できる。その方法とソリューションについて解説しよう。

クラウドに適さない見積もりが
高く感じるのはあたりまえ

 多くの企業でシステムのクラウド化 ── SaaSなどの単なるクラウド利用ではなく、プラットフォームのクラウドシフトが進んでいる。しかし一方で、なかなかクラウド化に踏み切れない企業も少なくない。

JBCC株式会社
ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部 事業部長 兼 理事
大島貴幸氏
JBCC株式会社
ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部
事業部長 兼 理事
大島貴幸氏

 プラットフォームを基礎から刷新しようというのは、もちろん大がかりな取り組みとなる。労力をかけて移行するからには、従来よりも技術的に優れており、かつコストメリットがあるものが望ましい。

 クラウドインフラの技術的メリットを細かに解説する必要はないだろう。利便性に優れ、柔軟で堅牢であることは疑いようがない。それでも移行に躊躇するのは、コストメリットを感じないからであろうか。事実、「クラウドは高い」とクラウド移行を諦めてしまう企業は多いと聞く。クラウドはほんとうに割高なのだろうか。

 従来のオンプレミスシステムは、機器等の導入に加え、ファシリティや運用保守に関連する費用がかかる。そして、定期的なバージョンアップや拡張と、およそ5年ごとのリプレイスといったハードウェアやソフトウェアにまつわる維持管理コストが加算される。導入やリプレイスにかかる導入費用がポイントで、5年後のリプレイスまで安定的に運用できるようにサイジングするのが通常だ。つまり、かなりの余裕をもって準備していることになる。

 「クラウド移行の見積もりが高額になるのは、オンプレミスと同じ感覚で試算するためです。余裕をもってサイジングすれば、利用料が高額になるのはあたりまえで、まったくクラウドに適した方法ではありません。スケールアップできるのですから、スモールスタートで利用することが重要なのです。」と、JBCC ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部 事業部長 兼 理事の大島貴幸氏は指摘する。

 JBCCでは、中堅・中小企業のDXを支援するトータルITサービス「HARMONIZE」を推進している。その中核となるのが、クラウド活用の“徹底的な最適化(コスト削減)”だ。プラットフォームの標準化と簡素化を図り、オンプレミスの機器・ファシリティ・運用管理にかかっていたコストと比べて同等以下のコストに抑える。そして、これまで維持管理にかかっていたコストを、セキュリティ強化や新たな価値(DX)への投資に活用するという戦略である。

 システムを使い続けるには、コスト管理も含めた継続的な最適化が重要だ。ニーズや用途が変化すれば、必要なリソースも変化していくためである。JBCCでは「CloudHealth by VMware」を活用してコストを可視化し、将来のコスト削減を提案している。こうした"定着化"が、プラットフォームのHARMONIZEにおける重要なポイントである。

 「JBCCでは『VMware vRealize Operations Manager』を活用し、ワークロードの最適化や仮想マシンの適正化、キャパシティの最適化を徹底します。そして、600社以上のITに取り組んできた経験・知見を生かし、ソフトウェアライセンスや運用管理、移行計画などの付随する要素の適正化を追求します。私たちにとって、こうした最適化はあたりまえのことですから、アセスメントも無償で提供しています。これらの“ノウハウ”が、JBCC HARMONIZEで提供できる最大の価値と言えます」(大島氏)

ベアメタルクラウドが
プラットフォームの最適化に効く

 オンプレミスシステムのクラウド移行には、さまざまな手法が考えられる。従来はIaaSが中心であったが、ここに「ベアメタルクラウド」という選択肢が加わった。ベアメタルは、既存のオンプレミスシステムと同等の環境を維持したまま、大きな改修をせずとも移行できる可能性が高く、特にレガシーアプリケーションの移行先として期待値の高い手法だ。JBCCの“最適なクラウド移行”は、ベアメタルとIaaSの双方を活用して、それぞれ最適な環境を選択的に配置していくことにある。

 ベアメタル環境を提供しているクラウド事業者は国内にもいくつかあるが、中でも高いコスト効果を実現しているのがマイクロソフトの「Azure VMware Solution(AVS)」だ。堅牢・柔軟なMicrosoft Azure基盤上で、オンプレミスと同様にハードウェアを含めたネイティブなVMware製品による仮想化環境を専有できるサービスである。運用基盤やファシリティなどはシェア型であるため、オンプレミスよりもリーズナブルに利用できる。

JBCC株式会社
ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部 ソリューション技術
中野公博氏
JBCC株式会社
ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部
ソリューション技術
中野公博氏

 「私たちの経験・計算では中堅企業 ── およそ50VM以上のシステム規模であれば、AVSのほうがAzure IaaSよりも安価に利用できることがわかっています。L2延伸によってIPアドレスを維持したまま移行でき、アプリケーションなどの制約もほとんどありません。負荷なくスピーディにクラウド化できる移行先として、自信を持っておすすめできます」と、JBCC ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部 ソリューション技術の中野公博氏は述べる。

 ある企業では、BCP強化のためのクラウド化を推進していた。従来の仮想化環境はリソースの枯渇も問題視されており、運用負荷の高さにも悩みがあった。もともとは「クラウドは高価」で大きな手間がかかると感じ、移行を躊躇していたが、クラウド化のニーズの高まりに重い腰を上げてJBCCへ相談することにしたという。相応の規模であったため、JBCCは前述の『VMware vRealize Operations Manager』を活用したアセスメントを実施した。オンプレミスで培った知見を活用し、物理サーバー単位の課金となるAVSと仮想サーバー単位の課金となるAzure IaaSにワークロードを分散配置した。結果として、キャパシティの適正化を図った結果、AVSを中心とした提案に至った。実際にAVSを中心にサーバーを集約したところ、新しいオンプレミスシステムよりも低コストで済み、全サーバーをAzure IaaSに移行した場合との比較では25%のコスト削減効果が期待できることが判明した。

 さらにMicrosoft Azureでは、Windows ServerやSQL Serverなどのオンプレミスライセンスを利用しているユーザー向けに「Azure ハイブリッド特典」を提供しており、他社クラウドよりも安価に利用できる可能性がある。この事例でもハイブリッド特典の効果が高く、他社IaaSに移行した場合と比べて42%ものコストダウンとなった。

 クラウドは使い続けること、すなわち「定着化」が重要とJBCCは考えています。CloudHealthを活用してリソースとコストを最適化しており、継続的な価値を享受できる“不可欠なもの”と高く評価しています」(中野氏)

ITの総合的な最適化から
新しいビジネスの推進へ

 JBCC HARMONIZEでは、Microsoft Azureをはじめ、マルチベンダーでハイブリッド/マルチクラウドの実現をサポートしており、必要に応じて最適な環境を提供することを常としている。そこで新たな問題として浮上するのが運用だ。ハイブリッド/マルチクラウドは、さまざまな環境がサイロ化している状況になるためである。

 JBCCは、CloudHealthやその他の統合監視プラットフォームやセキュリティ監査プラットフォームを活用し、クラウド運用サービスを提供している。“環境はサイロ化しても、運用はサイロ化させない”をモットーに、オンプレミスを含むハイブリッド/マルチクラウド環境を統合的に運用できるサービスである。

JBCC株式会社
ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部 ソリューション企画 担当
鈴木秀一氏
JBCC株式会社
ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部
ソリューション企画 担当
鈴木秀一氏

 また、さらなる“徹底的な最適化”を目指すのであれば、ネットワークから目をそらすわけにはいかない。サーバー環境の俊敏性・可用性・柔軟性を最大限に生かしつつコストを最適化するには、ネットワークも同様の性質を持つべきだ。

 「私たちが注目している技術として、SD-WANが挙げられます。クラウドネイティブなネットワークを実現でき、煩雑なネットワークの運用コストを抑えつつ、可用性や品質を高める効果が期待できます。『VMware SD-WAN』は、SD-WANソリューションとして確立しており、導入事例が増えています。インターネットと専用線を併用した企業ネットワークをVMware SD-WANで最適化したところ、46%ものコスト削減に成功した例もあります」と、JBCC ソリューション事業 プラットフォーム・ソリューション事業部 ソリューション企画 担当の鈴木秀一氏は述べる。

 鈴木氏によれば、セキュリティも強化していく計画で、SD-WANをベースにゼロトラストやSASE(Secure Access Service Edge)といった最新の技術に取り組む。特にSASEは、セキュリティ機能をクラウド側へオフロードできる技術で、オンプレミスシステムやクラウドインフラ、ネットワークを一気通貫で管理・最適化できる技術として期待されている。

 「現状の可視化は最適化のために欠かせません。VMware SD-WANは、エンド・ツー・エンドのネットワークを可視化できるベース技術であり、将来的なゼロトラストやSASEにつながるソリューションです。私たちは、多様な方面からお客さまの“徹底的な最適化”を支援して、DXの成功を支援したいと考えています」(鈴木氏)

提供:日本マイクロソフト株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2022年9月30日
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