VMware Japan
Public Sector
“Cloud Smart” Day

適切にクラウドを使い分けるマルチクラウド時代に求められる「クラウドスマート」に向けて
2023年7月13日(木) オンラインにて開催

2010年、米国政府の唱えた「クラウドファースト戦略」は、クラウドを利用して、より早いイノベーションを起こすために進められてきた施策です。しかしながら、クラウドも1種類だけでなく複数のクラウドが存在し、その上で稼働するアプリケーションも既存のものから新しく開発されるものまであり、偶然にせよ、意図的にせよ、クラウドの利用者のうち73%が今日時点で既に2つ以上のクラウドを利用しています。

また、妄信的なクラウドに対するイメージのまま、個別にクラウドが検討されると、クラウド間で分断されるだけでなく、システムごとにセキュリティ・ネットワークがバラバラに実装され、設計・構築・運用を別々に行うことになります。その結果、それぞれのクラウドに特化した人材が求められることになり、複数のクラウドを使うこと自体がサイロ化の原因となってしまいます。

加えて、特に行政機関のIT基盤は、保持しているデータやシステムが社会インフラを担っており、データやシステムの重要性によっては、世界的に経済安全保障の観点からもクラウド選択を十分に考慮する必要があるとされてきています。

このように、様々な要因と今後の変動要素を踏まえると、クラウドの選択は多岐に渡ります。そして、そのような判断の連続によって、クラウドを自由に選んだ結果、陥ってしまった状態を「クラウドカオス」と呼び、多くのお客様がクラウドカオスに陥っている、もしくは今後陥る可能性があります。

これまで「クラウドファースト戦略」を先んじて取り組んだ米国政府ですが、このようなクラウドカオスの状態からの脱却をするために、2019年からは「クラウドスマート戦略」に転換し、システムの特性に合わせて、プライベートクラウド・パブリッククラウド・ハイブリッドクラウドを適切に選択していくことを推進しています。ヴイエムウェアは、複数のクラウドの個別利用がサイロ化を生じさせることを防ぐために、クラウドを横断的に一体性を持って設計・運用することで、複数のクラウドを利用することにより生じるサイロという課題を解決し、クラウドの選択を阻害せずに実現するマルチクラウドの世界をサポートします。

現在、日本の行政機関においても、ガバメントクラウドを始めとしたクラウド利用の推進がされ「クラウドスマート」の必要性が高まり、クラウドへの移行に伴う課題を解消すべく、クラウドスマート指針の整備・策定に取り組まれるお客様が増えています。

VMware Japan Public Sector “Cloud Smart” Dayでは、複数クラウドの最適な利用に向けて取り組んでいらっしゃる事例とともに、クラウドスマートの実現性とその効果も解説いたします。今後のクラウド移行にご活用いただけるような機会になれば幸いです。

開催概要

名称
VMware Japan Public Sector “Cloud Smart” Day
適切にクラウドを使い分けるマルチクラウド時代に求められる「クラウドスマート」に向けて
開催日時
2023年7月13日(木) 13:30~16:50
場所
オンラインにて開催
※当日のQ&Aに関してはリアルチャットツールにてご対応を致します。
参加費
無料(事前登録制)
対象者
官公庁団体における、役員クラスの方・情報システム関連部門のマネージャー・IT担当者・システム開発者
主催
朝日インタラクティブ株式会社
協賛
ヴイエムウェア株式会社
メディアスポンサー
ZDNET Japan

本セミナーは、受付を終了させていただきました。

セッション一覧

Keynote
13:30-14:00
政府行政機関のクラウド移行の現状と課題に必要とされる「クラウドスマート」の在り方
クラウドに対する正しいイメージと利用方法を持たないまま、個別にクラウドが検討されてしまうと、システムごとにクラウドインフラ・セキュリティ・ネットワークだけでなく、設計・構築・運用がサイロ化されてしまいます。そして、人材もそれぞれのクラウドに対して必要になってしまいます。このようにサイロ化された情報システム間では、データを連携させるなどのDXの効果が限定的になり、クラウド移行の効果を最大化できません。指針なきクラウドファーストの号令とともに陥ってしまう、このような「クラウドカオス」の状態から、システムが求められる特性に応じたクラウド選択をする「クラウドスマート」への方針転換が求められています。
システムごとにクラウドを単純に使い分けるだけでなく、複数のクラウドを横断的かつ一体的に、一貫性を持って運用管理していき、マルチクラウドの本来の価値を発揮させるために、我々ヴイエムウェアが提供できるクラウドスマートを実現するためのソリューションと指針を、行政分野におけるクラウド移行の現状とその課題を照らし合わせながらお話しします。

ヴイエムウェア株式会社
公共SE本部 本部長
中島 淳之介氏

[プロフィール]

日本のデジタル戦略とデジタルガバメントの展望

衆議院議員
平 将明氏

[プロフィール]

トラックA:地方公共団体関係者向け トラックB:中央省庁関係者向け
14:05-14:35
東京都が進めるデジタル基盤強化 -クラウドスマートを実現し、地方自治体のクラウドリーダーへ-
東京都庁様では、地方自治体が抱える課題に対応し、都民サービスの向上を実現していくために、都庁全体のデジタル化に取り組んでいます。
本セッションでは、東京都庁様が、デジタル基盤強化を進めるうえで重要と考えているポイントと取り組みの内容を徹底解説。
さらに、その基礎となる複数のクラウドを一体的に利用する「クラウドスマート」の考え方について、ヴイエムウェア株式会社 公共SE本部 本部長 中島と共に対談形式でお届けさせていただきます。

飯田氏

八田氏

東京都庁
デジタルサービス局デジタル基盤整備部 クラウドインフラ担当課長/ネットワーク基盤担当課長
飯田氏/八田氏

[プロフィール]

14:05-14:35
デジタル庁におけるクラウド時代に対応したサイバーセキュリティの取組
デジタル庁では、クラウドサービスでの政府情報システムを整備・運用を想定し、サイバーセキュリティに取り組んでいる。政府においては、サイバーセキュリティ戦略等の方針を示し、サイバーセキュリティ対策に取り組んでいる。これらのサイバーセキュリティに関する方針を紹介しながら、ガイドラインや技術レポートとして公開している資料を使って、具体的な取組としての政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)、ゼロトラストアーキテクチャへの取組、自動化によるセキュリティマネジメントの強化等を紹介する。

デジタル庁
セキュリティ危機管理チーム セキュリティアーキテクト
満塩 尚史氏

[プロフィール]

14:40-15:10
クラウド活用における課題と検討ポイントに対するVMwareの解決策
自治体様においてはクラウドバイデフォルト原則に基づき、クラウド活用の検討が進んでいます。現状は多くの自治体のITインフラ環境は、庁舎やデータセンターなどのオンプレミス、もしくはプライベートクラウドやパブリッククラウド上に、マイナンバー系・LGWAN系・インターネット系の3層に分かれたシステムが配置されています。また、20業務においては『システム標準化』とあわせて『ガバメントクラウド』の検討も進められていますが、クラウド活用の成功の鍵となるのは一部のシステム群の局所的な検討ではなく、ITインフラ全体を俯瞰した計画の策定と、運用の最適化やセキュリティ対策の検討が必要となります。本セッションでは、全国の自治体様と今後目指すべきITインフラ環境の全体像を検討させていただく上でみえてきた、自治体様特有の環境における課題や、クラウド活用の検討ポイントに対して“適切なクラウド活用“に向けた『クラウドスマート』の実現にあたり、VMwareのソリューションがどのように寄与できるかを紹介させていただきます。

ヴイエムウェア株式会社
公共SE本部 公共第二SE統括部 統括部長
加藤 英将氏

[プロフィール]

ヴイエムウェア株式会社
公共SE本部 リードソリューションアーキテクト
御木 優晴氏

[プロフィール]

14:40-15:10
公共機関のクラウド促進における、主権と安全保障の方向性
これまでパブリッククラウドの活用・推進をしていく「クラウドファースト」戦略が主流でしたが、世界の不安定な情勢を踏まえて、プライバシーに関わる情報、機密性の高い情報や、医療などの重要な産業の情報システムを、自国の完全な制御下に置くための動きが活発化しています。
データが国内にあり、国内法に準拠していることに加え、「経済安全保障」の文脈で、自国のシステム・データの「主権」を守るためのクラウドが強く求められています。このような主権を守ることができるクラウドは、国内のクラウドサービス事業者が提供する必要があり、一般的に「ソブリンクラウド」と呼ばれていますが、パブリッククラウドとの使い分けの指針や、ソブリンクラウドがどのようなものであればよいか、その必要性も含めて、ヴイエムウェアの考えと取り組みをお話しします。

ヴイエムウェア株式会社
Multi-Cloud Strategy & Architecture Staff Cloud Solution Strategist
宇井 祐一氏

[プロフィール]

15:15-15:45
自治体における最適なクラウド活用に向けた指針の策定事例
自治体では行政サービスの向上を目的としたデジタルトランスフォーメーションの推進に向けて、クラウドサービスの活用が進んでいます。
プライベートクラウド、パブリッククラウド、ガバメントクラウド等の様々なクラウドサービスを選択し、今後利用していく上で、現在多くの課題や考慮すべき事項が出てきています。
自治体での“適切なクラウド活用“に向けた『クラウドスマート』の実現に向けて、自治体特有の課題をどのように整理しながらクラウドを活用するか、VMwareはワークショップを通じて、今後目指すべき全体構成の策定や、利用するクラウドの選択指針の策定などの支援をおこなっています。
本セッションではワークショップに参加いただいた自治体様に、クラウド利用に関する取り組みや現状の課題およびワークショップを通じて策定された内容などをご紹介いただきます。

北九州市
デジタル市役所推進室 デジタル市役所推進課 技術総括係長
髙尾 芳彦氏

[プロフィール]

新宿区
総合政策部 情報システム課 課長補佐
村田 新氏

[プロフィール]

15:15-15:45
政府・自治体システムのクラウド化への展望と VMware Tanzu / マルチクラウドソリューション
政府・自治体のシステムの大規模なクラウドシフトが進む中、アプリケーションのマイクロサービス化、コンテナ化、マルチクラウド化、ハイブリッド化の検討は、セキュリティや大規模なネットワークの設計と同様、切迫した課題となっています。このような諸課題に対して、VMware が提唱するクラウドスマートが、パートナー企業様と共に、どのように現実に即した具体的な提案が可能かご紹介します。特に、Java、.NET、Python、Go、Node.js 等様々な言語に対応する VMware Tanzu は、アプリケーションの開発・稼働に必要なインフラを抽象化するとともに、コンテナ環境に高いレベルでのガバナンスを提供します。結果、開発者はインフラや非機能要件を意識することなく、アプリケーションの要件定義に集中することができます。実際にガバメントクラウド対応等に伴うシステムインテグレーションを担当されるパートナー企業の皆様に是非聞いて戴きたい内容です。デモも交えつつご紹介します。

ヴイエムウェア株式会社
戦略ビジネス推進本部 リードエンタープライズアーキテクト
鈴木 章太郎氏

[プロフィール]

15:50-16:20
クラウドスマートワークショップによる正しいクラウド選択と利用指針の策定について
地方自治体をはじめ公共機関のお客様においては、「クラウドファースト」や「ガバメントクラウド」、「インターネットの活用を目的としたβモデル」など、クラウド利活用による働き方改革や市民満足度の向上を目指した取り組みが加速しています。クラウド利活用が進む中で、盲信的なクラウド利用や各部門での個別のクラウド選択により、クラウドサービスの乱立(クラウドカオス)や単一クラウドへの依存度の高まり(クラウドロックイン)などクラウド利活用によって生じる新たな弊害が顕在化することで、システム構成・運用の複雑化やコスト・セキュリティリスクの増加につながる可能性があります。VMwareではこのクラウド利活用が進む中での弊害(リスク)を未然に防止し、地方自治体をはじめ公共機関のお客様が真のクラウドの活用を実現できるよう、クラウドスマートワークショップを通してお客様と一緒にクラウド利活用の方針整理・策定を実施しています。本セッションでは、本ワークショップの目的や実際の内容、およびその効果について、実際の実施事例を交えながらご紹介をさせていただきます。

ヴイエムウェア株式会社
公共SE本部 リードエンタープライズアーキテクト
山﨑 康太氏

[プロフィール]

15:50-16:50
VMware本社(米国)が実施した公共向けイベントのセッションをご紹介 /公共セクター向けVMware Cloud on AWSの解説
VMware本社(米国)は、2023年4月11日にアメリカ政府の重役とともに安全なクラウド テクノロジーの重要性について語るイベントをワシントンDCで行いました。本セッションの前半30分は、その時に語られた内容を日本の公共部門のITリーダー向けに用意しました。今日のクラウド ソリューションが公共部門の未来を形作るのにどのように役立つかをお伝えします。
後半の30分は、VMware環境をAWSに移行したり、VMware環境でオンプレミスとAWSを連携するハイブリッドクラウドを構築したりするためのソリューションVMware Cloud on AWSの公共セクターへの適用について、VMware本社(米国)のプロダクト・マネジメント シニア・ディレクター Matt Dreyerよりご説明いたします。

【パネルディスカッション】
ジェレマイア サンダース VMware Senior Transformation Strategist
VMware米国本社 デジタルトランスフォーメーションストラテジスト

マックス リール Lt Col(空軍中佐) Material Leader Kessel Run 
現役Kessel Run資材部門マネージャーでKessel Runにてマネジメント業務に従事

ブライアン マコーネル Practice Manager CDW Government
連保政府 エンジニアリングチーム マネージャー

【公共セクター向けVMware Cloud on AWSの解説】
マット・ドライヤー Sr Director of Product Management
VMware米国本社 プロダクト・マネジメント シニア・ディレクター

※プログラムは、予告なしに内容を追加や変更することがございます。ご了承ください。

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