3回目のブレークスルーの要因は以下の問題集です。TOEICの点数を本当に短期間で取得すべき方は、最初からこちらを活用することをお勧めます。
- 「短期集中講座!TOEICTESTリスニング」(柴山かつの 著)
TOEICの長文リスニングに取り組む上で、非常によくできています。これも試験直前の2日間で終わらせて、残り1日程度でざっと復習しました。 - 「新TOEICTESTリーディングスピードマスター」(成重寿 著)
これも同じく、試験直前数日前に1冊を1日で終わらせました。私の場合、TOEICではいつもリーディングに足を引っ張られ、毎回20問ぐらい時間が足りずに解ききれていませんでした。この本のおかげで解き方のコツがわかり、スコアップに大きく寄与しました。
私は、上記の問題集に約2日間程度で取り組んだため、復習などの徹底勉強はできていません。また、文法問題については、前述の「TOEIC TESTリーディングの鉄則」以外の勉強はできなかったので、文法のスコアは良くありませんでした。
逆にいうと、これらの問題集を超短期集中型で実施しただけで大幅スコアップができたので、もう少し時間をかけてしっかりやれば、さらに効果が出ると思います。もちろん私も、次回TOEICを受験する時にはもう少ししっかり取り組みたいと思います。ただし、繰り返しになりますが、ダラダラ進めてしまうと1冊を終える前に挫折しますので、7〜8割を一気に網羅した後で復習することが大事だと思います。
4. モチベーションをコントロールする
- 高い目標であればあるほどモチベーションコントロールは欠かせない。自分を追い込んだり、英語に触れる機会を有効に活用する
私自身、TOEICスコア獲得そのもののメリットは正直ありません。あくまでも個人的なペースメーカーとして活用しているだけです。やはり自分は英語を使ってどうしたいかという本質的なモチベーションをしっかりと持つことが大切だと思います。もちろん、どうせ受験するなら、ゲーム感覚で短期間に高得点を目指すという「直接的な気合」も必要です。
私が英語勉強に追い込まれる大きなきっかけになったのは、世界各国のトップパフォーマーで構成される会議メンバーに選出され、会社の成長を加速するための議論に参加するというミッションを与えられたことがきっかけです。これは大変貴重な機会でした。3日間程ニューヨークのホテルに朝から晩まで缶詰状態です。英語ができないことを痛感しましたが、なんとかコミュニケーションを取る努力をし、世界各国の優秀なメンバーと知り合うことができたのは大きな収穫でした。
さらに、年間目標を達成すると参加できる豪華なハワイ旅行にも毎年行けるようになり、世界各国のアカウントエグゼクティブやマネジャー達と「来年もハワイで会おう!」と励まし合っていることも非常に良い刺激です。
5. 短期集中型で実行する
- やるべきことを効率よく短期集中型で繰り返して実行すること
長期間集中するのは難しいことです。特に私は、毎日コツコツ努力を続けることが苦手だったので、短期集中を繰り返す手法を取りました。
私が英語の勉強を開始する時間は大抵夜中12時以降で、短期勉強を決めた期間は睡眠時間を削って勉強していました。集中するためにマンガ喫茶に夜中に入り、気づくと朝5時ということもありました。また、休日も最低5時間以上は勉強時間を確保しました。完璧をめざさず、8割をめざす感覚での短期集中は、長続きしない人にもお勧めです。また、短期で基礎力がつけば、その後の吸収力と伸び率も違ってきます。
TOEICでハイスコアを目指す方は、短期間のゲームを楽しむ感覚で、上記ステップを意識して実施してみてはいかがでしょうか? 仕事でのパフォーマンス追求と英語勉強の両立スタンスは、双方の効率と集中力向上という観点でも役立っていると思います。
以上、多少でも皆様のヒントになれば幸いです。英語力向上にむけて、一緒に頑張りましょう!
勉強ツールとその活用度 | 「TOEICテスト新・必修単語」ジャパンタイムズ、ナラボープレス 共著(活用度70%) 「短期集中講座! TOEIC TESTリスニング」柴山かつの 著(活用度70%) 「新TOEIC TESTリーディングスピードマスター」成重寿 著(活用度70%) 一通りこなして非常に良かったのですが、復習があまりできていないという点が活用度のマイナス評価部分です |
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期間中の焦り度 | 90% |
勉強熱心度 | 90% |
結果 | 495点(2004年)→ 790点(2008年1月) |
結果満足度 | 80% 超短期間での145点アップ、790点獲得はうれしいですが、復習を含め絶対勉強量の不足で800点に達しなかった点がマイナス評価 |