SAPジャパンは4月9日、新しいサポートプログラム「SAP ActiveEmbedded」と製品の効果を購入前に検証できる「SAP Rapid Prototypingサービス」の提供を開始したと発表した。
SAPジャパンは、同社が提供するソフトウェアの導入から稼働、運用、アップグレードまですべての業務システムのライフサイクルをきめ細かく把握してフルサポートするプレミアムサポートプログラム「SAP MaxAttention」を2003年から提供している。提供開始となったActiveEmbeddedは、MaxAttentionに準ずる位置付けという。
ActiveEmbeddedは、障害など一般的案件ごとに発生するリアクティブサポートと違い、より包括的でプロアクティブなサポートになる。専任の担当者をオンサイトでアサインして、ユーザー企業のシステムの状況や課題、ニーズなどを理解しながら、最適な解決策を提案する。
システムのすべてのライフサイクルをユーザー企業と共有しながら支援することで、ユーザー企業側にもSAPのプロフェッショナルの情報が共有されることになるという。ユーザー企業は最新のITに対する知識を共有でき、より高いレベルで発展的なIT投資を継続的に行えるとしている。
Rapid Prototypingサービスは、MaxAttentionとActiveEmbeddedのユーザー企業向けに提供される。インメモリソフトウェアの「SAP HANA」などの導入効果をライセンス購入前に最長90日間で検証できるというもの。シナリオ作成から、システムの環境構築、効果の検証までを展開できる。