「Open Compute Project」が日本でも展開--ハードウェアの仕様をOSS化

田中好伸 (編集部)

2013-01-17 16:44

 サーバやデータセンターの仕様策定をオープンソースのプロジェクトとして進める「Open Compute Project Japan(OCPJ)」の設立が1月17日に発表された。米Facebookなどが中心となって進めている「Open Compute Project(OCP)」の知的財産を共有する。

 OCPは、最も効率の良いサーバやストレージ、データセンターなどのハードウェアを設計し、提供する。空調や電力の設備のシステム仕様を検証し、獲得した知識を公開し、共有することで業界での標準化と高効率な大規模データセンターを構築できるとしている。OCPJは、OCPの活動に賛同し、日本市場に向けてOCPの存在と意義を広めていくという。

 OCPJでは、OCPの成果をシェアするとともに、日本国内の関連設備開発企業と技術情報もシェアする。日本国内での関連技術のオープンソース化も進めていく。

 OCPJはクラウド・ビジネス・アライアンス、Agile_Cat、データホテル、一般社団法人のクラウド利用促進機構の4者で設立。IDCフロンティアやNTTコミュニケーションズ、NTTデータ先端技術、NTTPCコミュニケーションズ、クリエーションライン、さくらインターネット、ネットワンシステムズなども参加している。

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