2016年に予想されるサイバーセキュリティ問題トップ10 - 4/10

Michael Kassner (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-12-10 06:15

 「インターネットはキメラのようなものだ」。ミネソタ州立大学ムーアヘッド校で計算機科学の准教授を務めるAndrew Chen氏はこう述べる。「これは、さまざまな要素が融合した化け物だ。最初は強力なものに見え、次第に魅惑的になり、最後に危険な存在になる」。現在のインターネットに対するこのChen氏の見方に反論することは難しい。また2016年にも、状況が悪くなることはあっても、良くなることはないだろう。その理由はこうだ。

4.ビッグデータとアナリティクスは、セキュリティ分野ではあまり役に立たない

 ビッグデータとアナリティクスは、セキュリティ分野でも徐々に利用されるようになってきている。しかし、このことについては否定的意見もある。information security forumのグローバルバイスプレジデントSteve Durbin氏は、eWeekに対し、「ビッグデータを妄信する組織は、欠陥のある、あるいは不完全なデータセットに基づいて戦略的な判断を下すようになる。情報セキュリティの問題にビッグデータアナリティクスを適用する際の手順を明確化して、これを避けるべきだ」と述べている。

 またGartnerの調査担当バイスプレジデントであるAnton Chuvakin博士は、それに加えて、「投資から恩恵を得られる可能性が低い場合は、ビッグデータに投資すべきではない。特に、『恩恵』が明確に定義されていない場合は避けるべきだ」と述べている。

4.ビッグデータとアナリティクスは、セキュリティ分野ではあまり役に立たない

 ビッグデータとアナリティクスは、セキュリティ分野でも徐々に利用されるようになってきている。しかし、このことについては否定的意見もある。information security forumのグローバルバイスプレジデントSteve Durbin氏は、eWeekに対し、「ビッグデータを妄信する組織は、欠陥のある、あるいは不完全なデータセットに基づいて戦略的な判断を下すようになる。情報セキュリティの問題にビッグデータアナリティクスを適用する際の手順を明確化して、これを避けるべきだ」と述べている。

 またGartnerの調査担当バイスプレジデントであるAnton Chuvakin博士は、それに加えて、「投資から恩恵を得られる可能性が低い場合は、ビッグデータに投資すべきではない。特に、『恩恵』が明確に定義されていない場合は避けるべきだ」と述べている

提供:iStock

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