海外コメンタリー

「遊び」を活用し破壊的変革の波に乗る--4つのベストプラクティス - (page 3)

Mark Samuels (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-09-21 06:00

#4:達成する必要があるものごとに集中する

 人材サービス企業AirswiftのCIOであり、変革を目的としたITプロジェクトの専門家でもあるBrad Dowden氏によると、従来型の企業は既存のやり方から脱却できなくなる場合があるという。Dowden氏は、本業とは別に実験的なプロジェクトを運営した経験のある企業幹部らとともに仕事をしたことがある。ベンチャー企業を立ち上げるというのは良い考えとなり得る。

 Dowden氏は、「従来型のIT部門に頼る必要はない」と述べたうえで、「アイデアを試してみて、うまくいかなければ捨て去ればいい。ITはユーザーフレンドリーになるとともに、一般消費者向けになってきている。その価値は業務プロセスの実現にあり、テクノロジはそのためのプラットフォームでしかない」と語った。

 またDowden氏は、大手企業の幹部が遊びを取り入れる気があるかどうかは、予算と人材の双方のリソースに左右されることもしばしばだとしつつ、「大規模な組織を運営しており、予算を確保できるのであれば、実験的要素の活用に取り組む可能性が高い」と述べた。

 「しかし、どのような起業家精神にあふれたアイデアであっても、チームメンバー全員が自らの仕事をしっかりこなさなければ成功には至れない。あなた自身やチームが手を広げすぎると、自らの日々の仕事と、革新的な分野の仕事の双方に時間を割かざるを得なくなるため、何ごとも達成できなくなるだろう。テクノロジで成功するには、集中が必要不可欠なのだ」(Dowden氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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