ブラザー工業は、経費精算・管理の業務プロセス変革の基盤として「Concur Expense」を採用した。8月5日、コンカーが発表した。Concur Expenseを導入することで、経費精算・管理業務工数の約4割削減を想定している。
Concur Expenseはモバイルを使って従業員が外出先から経費精算申請・承認ができるほか、交通系ICカードの乗車履歴の読み取りや法人カードの経費データ自動連携など、経費精算業務の効率化により従業員の生産性向上が期待できる。また、経費規程チェックを自動化できるので承認者、財務部の管理工数の削減が見込める。さらに従業員からの問い合わせに対応するユーザーサポートデスクも用意されていることで、社内の運用工数の削減も可能となる。
ブラザー工業では、12月に一部部門で稼働を予定しており、2020年2月からは全社での運用を開始し、従業員約4,000人が利用することになる。なお、同社はコンカーから定期的に経費利用状況などのレポートを提供するレポーティングサービスも併せて採用しており、経費利用のガバナンス強化と最適化を目指す。