日本ユニシス子会社のエイファスは、2009年12月28日に台北市において、台湾の博暉科技股※有限公司とエイファス製品の販売に関する基本契約を締結したと発表した。この契約締結により、博暉科技はエイファス製品の台湾における総代理店として販売およびサービスを実施し、エイファスはこれらに協力することになる。
エイファスは、国内の市場金融部門のリスクマネジメントシステムを皮切りに、金融機関のリスク管理全般にわたるシステムを開発してきた。一方の博暉科技は、金融機関向け資産管理システムの分野で20年超の実績があり、これまでに開発した金融アプリケーションを統合した「金融資産管理システム」を構築している。両社は今回の契約締結により、台湾でのマーケット拡大を目指すという。
エイファスは台湾における販売戦略として、1月から金融機関向けALMシステムパッケージ「SkipperBanking」、BIS-II対応のシステムである「Levee」「LeveePR」、金融市場系取引、リスク管理システム「Skipper」などのソフトウェアおよびサポート体制の提供を開始し、3年間で10ライセンスの販売を目指すという。エイファスが、販売、カスタマイズ、導入、製品保守などで博暉科技をサポートし、金融機関へのシステム導入、システム保守などは博暉科技が行う。
エイファスでは今後、台湾を皮切りに中国、シンガポールをはじめとするアジア圏の国において、各国のシステムベンダーを選定し、提携パートナーとともにアジアにおける「金融システムソリューションセンター」を構築して、システムおよびサービスの展開を企画していきたいとしている。
(※は、にんべんに「分」)