日本ユニシスは1月13日、エスディーエルトリディオン(SDL Tridion)およびタクトシステムズとシステム構築分野で協業し、ウェブコンテンツ管理(Web Content Management、WCM)ソリューション「SDL Tridion2009」のSaaS形式での提供を開始した。
日本ユニシスは、2008年10月にiDC(Internet Data Center)を開設して以来、ICTホスティングサービスや各種ソリューションを順次SaaS化して提供している。SaaS型「SDL Tridion2009」のメリットとしては、複数サイトの効率的な運用、ブランド管理、多言語対応によるグローバルウェブサイトの展開などに適した「SDL Tridion2009」の機能を廉価で利用できることを挙げている。
また、導入企業は1サイトのみの構築から利用することができるため、WCMを初期費用なし(コンテンツ制作費用は別途)で使い始め、ビジネスの拡張とともにサイト数を追加していくことができる。そのため、ウェブサイトの更新、管理負荷を軽減するとともに低コスト化を実現できるという。
SaaS型SDL Tridion2009の利用料金は、月額39万円(税別)より。日本ユニシスでは、3年間で100サイトの構築を目指すとしている。
SDL Tridionは、2008年3月の日本進出以来、ライセンス販売で市場開拓を図っていたが、今回、月額使用料によるSaaS型での提供も販売戦略に加えた形になり、さらに日本市場での展開を進めるとしている。また、導入、開発、保守については、タクトシステムズの擁する専門要員によるサポートを提供、ウェブサイト制作についてはウェブコンサルティング会社、コンテンツ制作会社、広告代理店などとの協業により、ユーザーの支援を行っていく予定という。