ユニシス、自治体向けパッケージ「UniCity総合文書管理システム」をSaaS化

冨田秀継(編集部)

2009-10-28 15:32

 日本ユニシスは10月28日、自治体向けパッケージ「UniCity総合文書管理システム」をSaaS化、「UniCity総合文書管理システム SaaS Edition」として本日から販売することを発表した。

 これまでのUniCity総合文書管理システムは、地方公共団体の文書管理システム構築を支援するパッケージとして提供されていた。今回、同社のITインフラを活用して同システムをSaaS化、既存パッケージと同等の機能を提供する。

 UniCity総合文書管理システム SaaS Editionで提供される機能は大きく次の4つに分けられる。

  • 文書管理システム:文書事務機能と文書保存機能で構成され、収受、起案、供覧回覧、施行、保管といった文書のライフサイクル全般を管理。
  • 電子決裁システム:地方公共団体固有の多様な決裁のルーティングや、決裁途中でのルート変更、履歴管理機能を提供。
  • 職員情報管理システム:組織構造、職位、各業務における役割、兼務などの情報群を保持し、組織職員情報の統合管理機能を提供。
  • 情報公開システム:住民向けにインターネットによる文書目録、件名などの検索、表示を行う機能を提供。

 SaaS化したことで日本ユニシスは、より低価格かつ高品質で、安全に短期間で導入ができるサービスとして提供できるとしている。

 日本ユニシスは3月、改革が求められている自治体などを対象に、ITをベースとした新サービス「広域行政ICTサービス」を展開するという基本戦略を発表していた。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]