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企業がクラウドに求める5つのこと--ユニシス、クラウド分野で新サービス

大川淳

2009-10-07 21:32

 日本ユニシスは10月7日、新たな企業向けクラウドコンピューティングサービスを開始することを発表した。

 ディザスタリカバリ(災害復旧)、データセキュリティ、ストレージの多様化、高速ネットワークの利用など、企業の実務に耐えうる環境としてユーザーが求めるニーズに応えるとともに、企業内システムとクラウドサービスを融合するしくみを標榜。エンタープライズクラウド、ストレージクラウドなどと大別して5つのサービスを提供する。

プライベートクラウドを提供する「エンタープライズクラウド」

 新サービスの中心となる「エンタープライズクラウド」は、事業者から個別ユーザー向けにサービスを提供する、いわゆるプライベートクラウド型サービス。ユーザー企業は自社専用のクラウドを所有しているのと同様の効果を得られる。

 顧客は自社で使用しているIT環境をそのままクラウド環境へ移行することが可能となり、ビジネスの規模に応じて柔軟にITリソースの追加や削減を行うことが可能。販売は11月1日に開始する。

 ユーザー企業のIT環境とのネットワーク接続は、個別機器を必要としないサービス提供型と専用回線接続型が用意される。「WANアクセスパッケージ」は、企業のIT環境からICTホスティングサービスを直接利用する回線とネットワーク機器をセットで提供するため、ネットワーク関連機器の所有が不要になる。回線は、100Mbps、10Mbps、共用ブロードバンド回線から選択できる。販売開始は10月13日から。

ディザスタリカバリシステムの構築も可能な「ストレージクラウド」

 「ストレージクラウド」は、複数のインターネットデータセンター(iDC)を高速回線で結合し、ユーザー企業の保有するデータを分散させるストレージサービスを提供する。ユーザー側は自前でディザスタリカバリシステムを構築せずとも、安全な環境を実現できることになるという。

 日本ユニシスは現在、新サービス提供のために東京都内のiDCに加え、今年10月に大阪、2010年1月には北海道にもiDCを開設する。これら3つのiDCを密結合で接続し、仮想的に1個所の施設として利用可能にすることで、効率性の向上とコスト削減を図ると同時に障害による危険性を分散させている。

 ストレージクラウドはデータの安全性確保に重点を置いている。「真性乱数を使用した秘密分散データストアサービス」は、ユーザーのデータにスクランブルをかけ、3カ所のiDCに分散して保存するサービス。1カ所のデータセンターで障害が起きても、他のデータセンターでバックアップが可能になるという。

 また、「超高速データストアサービス」は、クラウド上でストレージ領域自体を高速化している。「WORM(Write Once Read Many)データストアサービス」は、1度書き込みをすると消去、変更ができないサービスで、10年〜20年間といった長期保存の用途を想定している。これらは12月から提供を開始する。

従量課金制ホスティングサービスの「ICTホスティングサービス CT」

 「ICTホスティングサービス CT(Count By Times)」は、時間単位での従量課金制でホスティングサービスを提供する。

 基本的に利用実績に応じた従量課金で、短時間のシステム利用や検証などのような一時的にシステムを利用する場合でコストを削減することができる。販売開始は11月1日から。

検証作業の回線とPCを提供する「ICTサービスカフェテリア」

 「ICTサービスカフェテリア」は、クラウド環境だけではなく、物理的なロケーション環境を加えたサービス。

 日本ユニシスの支社、支店、拠点に、移行センター、評価テスト設備を配置して、大量データの移行、システム切り替え、検証作業に利用できる作業用回線、専用パソコン端末を提供する。提供開始は10月13日から。

企業がクラウドに求める5つのこと

 日本ユニシスによれば、企業がクラウドに求めているのは次の5つの項目だ。

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