【ラウンドアップ】
IT業界はその成長とともに、IT企業の職場を3Kから5K、ひいては7Kへと激烈な環境に変えてしまったのだろうか。NTTデータと野村総研は2月26日に共同でイベントを開催したが、両社は「ITサービス産業にとって、自らを変革し、産業の魅力を高めていくための機会としていきたい。両社がこのような想いを共有し、フォーラムの開催に至りました」と趣旨を説明している。一方で国内のIT人材には不足感があり、加えて「会社の先行きが不安」であることから「約半数が転職を意識」しているとの調査結果もある。ITと人材について、現在の動向と考えをまとめた。-
IT業界に求められる人材は“システムアーキテクト”--NTTデータが提言
今後のIT業界に求められる人材は、ビジネスとITを橋渡しできる「システムアーキテクト(SA)」――。NTTデータと野村総合研究所(NRI)が開催した「ITと新社会デザインフォーラム2010」では、このように提言された。
2010-03-01 -
IT人材の約半数が転職を意識--理由は「会社の先行きが不安」
NTTデータ経営研究所の調査によると、IT関連人材の約5割が転職を考えており、「現在勤めている会社の先行きに不安があるため」という理由が最も多かった。
2010-01-19 -
会社の礎となる「人材」をどのように育て活かすか--人的資源活用の基礎
松下幸之助は、最高の経営は「衆知による経営」であると語り、さらに「個の力が伸びなければ、会社全体の力が伸びることはない」と記している。今回から「人材」について考えていこう。
2009-09-03 -
部下に「使えねー」と言われない上司になる方法--「ファーストレベルマネージャー」の役割を理解する
部下から「使えない上司!」と言われたくなかったら、ファーストレベルマネージャーは部下や会社から期待されている役割について、よく理解しておく必要がある。それがチームの業績を伸ばすことにもつながるからだ。
2009-09-10 -
組織の力の源泉は「個人の力」--コンピテンシーって何?
企業という組織は、人がいることによって成立している。人が集まって組織を作ったのであり、人がいないと組織は成立しない。今回は組織と人との関係について考えてみよう。
2009-09-17 -
「資源としての人間」を企業はどう分配すべきか--人的資源管理について考える
Peter F. Druckerは、経営者の職務とは「企業の資源と労力を有意義な経済的成果にあずかる機会に適切に分配すること」だと述べている。どうすれば、限りある経営資源から経済的成果を最大化できるのだろうか。
2009-09-24 -
「やる気」は5段式ロケットで打ち上がる?--モチベーション理論を勉強してみる
前回は、企業における人的資源の価値と人的資源管理について見てみた。今回は、人的資源がもたらす価値に、少なからず影響を及ぼすと考えられる「モチベーション」について考えてみよう。人の「やる気」はどのような条件で高まるのだろうか?
2009-10-01 -
人が生む「知」も重要な経営資源--きちんとナレッジマネジメントしてますか?
前回は、人間の働く意欲の素となる「モチベーション」について、その要因や構造を解き明かそうとする様々な理論を紹介した。今回は、人的資源から生み出される重要な価値である「知的資源」について考えてみよう。
2009-10-08 -
あなたはどんな職業人生を送るのか--「キャリア」について考える
キャリアは、教育社会学においては「個人が職業上、たどっていく経歴」と定義されている。ときに選択され、デザインされ、形成され、開発され、管理されるキャリア。キャリアっていったい何だ?
2009-10-15 -
あなたは上司の評価に納得していますか?--「人事考課」の正しいやり方
ふと、「上司は自分の仕事をきちんと評価してくれているのか」と心配になったことはないだろうか。会社は人をどのように評価しているのか、一般的な評価の仕組みを見てみよう。
2009-10-22 -
「研修」は期待大でも効果小、その原因は?--調査で明らかになった人材育成の課題
人材育成は人事部門の重要任務の1つだ。人事部門にとっての顧客は社員。顧客である社員がいま何を求めているか。その本質を理解するためには、基本に立ち返って、社員の中に深く入り込み、よく目を凝らして見る必要がある。
2009-10-29 -
企業の礎である「人」を扱うITシステムはどうあるべきか?--まず人事という職務を理解する
「人事」という職務が果たす役割は何だろう。人事は「ヒト」という経営資源を対象とした業務および管理を行う職務だ。だとすれば、人事システムは「ヒト」に関する実に様々なデータを取り扱うシステムと言えそうだ。
2009-11-05 -
日本で「人材管理システム」の活用が進まないワケ
残念なことに、日本では人事システムにおける「人材管理(Talent Management)」 の仕組みを活用している企業はとても少ないそうだ。米国と日本の経営者における「人材」に対するとらえ方の違いもあるが、より根本的な原因はほかにもあるようだ。
2009-11-12 -
不況が突きつけたCIO本来の役割--CIO Comes Around
新規投資の凍結、SIの内製化、ベンダーとの付き合いの見直し…不況がCIOに突きつけるものは、新しい問題なのだろうか?そうではない。これらの問題はCIOが常に考え続けなければならない問題なのだ。
2009-10-09 -
経営に理解されず悩むCIO--ITの言葉から経営の言葉に変えてみませんか?
「IT戦略」立案では、すぐに2つの問題に突き当たるだろう。どう「立案」するかと、経営層からの「理解」が得られるかだ。しかし、この2つの問題は不可分。CIOは経営の言葉で語り、業務部門と同じく数字でコミットメントする必要がある。
2009-11-06 -
社内で評価されるIT部門の作り方--CIO Comes Around
社内ユーザーをないがしろにすると、最終的にはIT部門への全般的な不満につながります。そうなると、次のプロジェクトでは最悪、情シス外しが起こり、蚊帳の外のような事態を招きかねません。今回は実例を交えながらIT部門の「評判」を考えます。
2009-11-20 -
国内企業のIT人材に不足感高まる--IDC Japan調べ
IDC Japanは、国内のIT人材状況の調査結果を発表した。国内企業のIT人材は減少傾向にあり、あらゆるスキルにおいて不足感が高まっている。
2009-12-18