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クラウド、5G、AIはどうなる?--2020年、5つのテクノロジートレンド予想 - (page 3)

Larry Dignan Chris Duckett Steve Ranger (ZDNet.com) Bill Detwiler (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-01-14 06:30

2020年のセキュリティ:多様化する新たな脅威と基本的な問題の両方に備えを

 情報漏えいやプライバシーに関する惨事が絶え間なく起こっていることでも分かるとおり、多くの企業では、セキュリティに関する取り組みはまだ道半ばだ。また、多くのビジネスリーダーにとっては、セキュリティは小さな問題に見えているようだ。情報漏えいが起こる頻度があまりに高いため、評判に対するリスクは小さいと考えているのかもしれない。

 しかし、そのように仮定するのは危険だ。アプリケーションやデバイスが増えていることで、セキュリティチームの対応は手薄になっている。IoT(モノのインターネット)や、5Gデバイス、ディープフェイクなどの新たなリスクが増えているため、セキュリティに対して可能な限り幅広い視点で臨んでいかなければ、課題は増えていく一方だ。組織化された犯罪とランサムウェアは、今後も多くの企業にとって脅威となるだろう。また、少数の企業にとっては、国家の支援を受けた攻撃やサイバー諜報も、珍しくはあるが潜在的には大きな脅威になるはずだ。

 しかし依然として、最大のリスクは、フィッシングメールに引っかかったり、ペットの名前をパスワードにしていたりするスタッフや、クラウドアプリの設定ミスといった基本的なものだ。新しい脅威は次々に登場するが、特異な脅威に備える一方で、基本も忘れてはならない。

マルチクラウド:進化は続く

 2019年はマルチクラウドがアーキテクチャーとして実際に検討できるようになった年だったが、2020年はこれまでの議論が現実のものになるかどうかが明らかになる年になる。マルチクラウドが現実のものになれば、エンタープライズ市場におけるスイスのような役割を果たす企業の重要性が高まるはずだ。IBMによるRed Hatの買収は、マルチクラウドを検討している企業を取り込むためのものだ。Dell Technologiesは、データセンターとハイブリッドクラウドの企業から、VMwareによって複数のプロバイダーを橋渡しする企業に役割を広げようとしている。また、ベストプラクティスを導き出すためのケーススタディの役目を果たす企業も増えるだろう。最終的には、経済がマルチクラウドの今後を左右することになる。現実には、企業は、優先する1つのクラウドプロバイダーと、別のもう1つのプロバイダーを選ぶことで、プロバイダーの公正な競争を保とうとするかもしれない。クラウドプロバイダー間の行き来を可能にする技術はまだ成熟していないが、Kubernetesや抽象レイヤー、その他のツールによって、以前よりは現実的になりつつある。

 2020年のマルチクラウドの進化は、クラウドプロバイダーをいら立たせることになる可能性が高い。これは、お互いの市場シェアを奪い合うことになるからだ。今のところ、クラウド市場のパイは、すべての企業が満足できるだけの大きさを持っている。しかし、そのパイが縮小し始めれば、すぐにFUD戦争が始まるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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