フラッシュストレージといえば「価格が高い」、というかつてのイメージは、実はもう古い。まず現状からいけば、IDCの調査では、オールフラッシュストレージ市場は本格成長が始まっている。従来は、HDDの遅さに我慢し、どのようにボトルネックをカバーするか腐心するしかなかった。
しかし現在は、コスト面でも十分にHDDに対抗できるフラッシュ製品が増えている。同時に、これ以上HDDメインのシステムに依存し続けることも、困難になりそうな情勢だ。サーバの仮想化が一般的になりつつあり、システム環境が一変しているからだ。
企業がストレージシステムを一新し、オールフラッシュを採用すると、どのような選択肢が広がるのか。ビジネス上、どのような「今まではできなかったこと」が可能になるのか。本特集では、こうしたメリットを明らかにする。
フラッシュストレージ座談会
HDDというボトルネックを突破せよ--オールフラッシュストレージ座談会
2016年は「オールフラッシュストレージ元年」という掛け声を各ベンダーが出しているのを耳にするようになった。フラッシュは高速性や耐障害性などのメリットがあり、価格も徐々にこなれてきたという状況の後押しもある。一方、ストレージをオールフラッシュにすることで、社内のITやビジネスの何が変わっていくのか。そこで今回は、フラッシュストレージに関わるベンダー5社に集まっていただき、座談会を開催した。
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導入効果から見る オールフラッシュストレージ選定のポイント
「フラッシュ元年」とも言われる2016年、これまでディスクストレージが主流だったエンタープライズストレージにおいて、いよいよオールフラッシュストレージの選択肢が多くのユーザーにとって現実的なものとなってきた。
"ノイジーネイバー（うるさい隣人）"問題を解決する、 仮想化環境に最適化されたフラッシュストレージとは？
仮想化により物理サーバー上のリソースを細かく割り振ることが可能となった。ネットワークは以前からQoS（Quality of Service）制御の技術が確立しており、多種多様なトラフィックが混在する環境でも他への影響を抑えることができるようになっている。しかしストレージでは、まだそこまでの制御を実現できていないものがほとんどだ。
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