「VMware Cloud™ on AWS」
東京リージョンがいよいよ登場!国内企業が熱い視線を送る次世代メガクラウドの現実的な活用はいかに!?
パブリッククラウドの主要なユースケースはデータ保護
パブリッククラウドの主要なユースケースはデータ保護である──。世界中のユーザー企業への調査を総合すると、クラウドに関するそのような実態が浮かび上がってきているという。
実際、日本でもパブリッククラウドが急速に普及するなかで、毎年のように発生する自然災害や高度化するサイバー攻撃の被害を受けて、パブリッククラウドをバックアップに活用したり、DRサイトを構築したりする動きが活発化してきている。いまは多くのユーザーがデータ保護のためにクラウドは不可欠だと考えているはずだ。
もっとも、課題もある。クラウドはサーバーやストレージで構成されるオンプレミスと異なる発想やスタイルが求められる。バックアップ/DRも例外ではなく、クラウドを活用するには、例えばオンプレミスのインテル® Xeon® Silverプロセッサー 搭載の保護ストレージ「Dell EMC Data Domain」物理アプライアンス運用で得た知識とは異なる、特有のスキルやノウハウが求められてくる。では、クラウド活用も見据えた効果的なバックアップ/DR環境を構築するにはどうすればいいのか。
そんななか興味深いセッションが「vFORUM 2018 TOKYO」(11月13〜14日開催)で実施された。同イベントにおける最大のトピックは、AWS上にVMware環境がネイティブ稼働する「VMware Cloud on AWS」の東京リージョン開設の発表であった。該当セッションは、そのVMware Cloud on AWSという大いなる可能性を秘めた舞台で、バックアップ/DRという視点から化学反応を起こせるアプローチを紹介したものだった。
既存のオンプレミスVMware環境に構築したバックアップ/DRの概念をそのままクラウドに移行できれば、クラウド環境に特有のセットアップや運用スタイルの構築が不要になる。また、クラウドのコストメリットを生かしながら、俊敏でスピーディーな復旧を実現することも可能になる。
まさにいいことづくめなこのアプローチだが、いったいどのように実践するのか。セッションの内容を振り返りながら、最新のクラウドバックアップソリューションの特徴と効果を紹介しよう。
クラウドデータ保護で実現できる「3つのAny」とは
このセッションに登壇したのは、EMCジャパン DPS 事業本部 事業推進部 シニアビジネスディベロップメント マネージャー 西賴大樹氏と、同本部 SE部 シニアシステムズエンジニア箱木靖広氏だ。両氏は「世界で一番最初に提供したベンダーだからこそ語れる『VMware Cloud on AWS』に最適なバックアップの概要と国内実例を解説!」と題して、「Dell EMC Data Protection for VMware Cloud on AWS」の概要と実用例を解説した。
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