デル・テクノロジーズの「DELL EMC PowerFlex」は、ソフトウェアによってサーバーのパフォーマンス、ストレージ容量の拡張などを実現するブロック・ストレージ・サービスだ。以前はソフトウェア単体で提供されていたが、現在はハードウェアとセットでアプライアンスとしても提供されるようになり、ユーザーにとって使いやすい環境が整った。
デル・テクノロジーズ株式会社
ストレージプラットフォームソリューション事業部
PowerFlex営業担当
中村 雅史 氏
デル・テクノロジーズ株式会社
ストレージプラットフォームソリューション事業部
PowerFlex営業担当
山口 隆 氏
ソフトウェアの力で変化への対応とパワーアップを実現
デル・テクノロジーズが提供する「Dell EMC PowerFlex」は、ソフトウェア定義のブロック・ストレージ・サービスだ。かつては「ScaleIO」の名称で提供されており、ご存じの方も多いだろう。「ソフトウェアの力で、パフォーマンス・拡張性・耐久性を大幅に向上させる」「柔軟で機敏な基盤により、変化するビジネス ニーズに容易に対応する」「広範囲にわたる自動化と卓越したワークロード処理により高い成果を期待できる」といった特徴をもつ。
現在は、統合ネットワーキングによるコンピュートとハイパフォーマンスストレージからなる「PowerFlex rack」と、最低4ノードからでコンピュートとハイパフォーマンスストレージからなる「PowerFlex appliance」から必要なモデルを選択することができる。それらのモデルには、インフラストラクチャ全体に対する包括的なライフサイクルマネージメントとIT運用管理を行う「PowerFlex Manager」が付属する。
図:ニーズに応じた最適なモデルを選択可能
「PowerFlexは、ソフトウェアの力によって、お客様の変化に対応した流動性、性能の向上などを実現します。実はデル・テクノロジーズ社内でもさまざまなシーンで利用しています」と話すのはデル・テクノロジーズ ストレージプラットフォームソリューション事業部 PowerFlex営業担当の中村 雅史氏だ。中村氏はScaleIO時代からプリセールスのSEとしてこの製品に関わり、現在は営業担当して製品に関わっている。
「当社では、トラディショナルなITの中でも活用されていますし、最近のトレンドであるデータ分析の場面でも使われています。つまり、特定のITソリューション向けに使うというものではなく、性能をアップさせたい場合や、ストレージの拡張が必要になった場合、環境を移す場合などには便利に活用できます」(中村氏)
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