対談:IBM ×ヴイエムウェア エンタープライズIT基盤の「次の変化」を読む

変化に対するITの即応力を高め、かつ、IT運用管理のコストを削る――これら2つの重要課題の解決に向けて、IT基盤をどう変化させていくのが適切なのか。本稿では、企業IT基盤の進化を担うヴイエムウェアとIBMのキー・パーソンの対談を通じて、「IT革新のあるべき方向性」を導き出す。対談に臨むのは、日本IBMのシステムズ&テクノロジー・エバンジェリスト、東根作 成英氏と、ヴイエムウェアのシニアプロダクトマーケティングマネージャ、桂島 航氏だ。

東根作 成英氏
日本IBM
システム製品事業本部 x/Pureセールス事業部
製品企画・営業推進
システムズ&テクノロジー・エバンジェリスト

桂島 航氏
ヴイエムウェア
マーケティング本部
シニア プロダクトマーケティング
マネージャ

「クラウド・サイロ」の乱立を防ぐ

東根作氏:IT基盤のこれからの方向性というテーマで話を進める場合、やはりクラウド化の潮流は無視できません。

 これまで、「オンプレミスか、パブリッククラウドか」の二者択一でクラウド化が論じられるケースが少なくありませんでしたが、現実としては、企業IT基盤のすべてがクラウドに移行することも、その逆もありえないでしょう。おそらく今後も、オンプレミスとパブリッククラウドの両環境が適材適所で使われていくはずです。となると、気になるのが「どのIT基盤がオンプレミスに残るか」です。この点について、どんなお考えをお持ちですか。

桂島氏:現時点の状況で言えば、パブリッククラウドは、既存IT基盤の移行先というよりも、ビッグデータやスマートデバイス・サービスなど、新規アプリケーションの基盤として広く使われ始めているようです。今後、どのようなタイミング、あるいは規模で既存ITのパブリッククラウド化が進むかは分かりませんが、1つ言えることは、「オンプレミスはレガシーで、パブリッククラウドは革新的」という先入観で物事をとらえてはならないということです。

  • オンプレミスも進化を続け、より俊敏で高コスト効率の基盤になる
  • IBMならではの価値とVMwareとの融合--その意味するところは?
  • 専門家の知見をアルゴリズムとして実装、そして可能になること
  • VDIが増すITビジネスの価値
提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2014年8月31日
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