インタビュー
日本アイ・ビー・エム株式会社
グローバル・テクノロジー・サービス事業本部
サービスデリバリー 技術理事/ ディスティングイッシュド・エンジニア
山下克司氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
グローバル・テクノロジー・サービス事業本部
インフラストラクチャー・デリバリー
サービスライン・デリバリー エグゼクティブアーキテクトト
陳建和氏
「SDN(Software Defined Networking)」は、場所やデバイスなどの物理的環境に縛られていた旧来のネットワークを開放し、次世代のネットワーク管理を提供する技術・仕組みとして、大いに期待が寄せられている。これまでさまざまな研究や検証が行われてきたが、いよいよ本格的な普及が始まろうとしている。
IDCは2015年3月、データセンター、企業ネットワーク、通信事業者におけるSDN/NFVが実用期を迎えたと発表した。特に企業ネットワークの分野においては、SDN技術の適用個所を具体的に検討し、実践から得られた効果を元に、より現実的なアプローチへとシフトしているとのことだ。SDNが企業ネットワークの構築・運用の選択肢として受容されることで、2014年~2019年のCAGR(年間平均成長率)が55%という高い数値を示すと予想している。
IBMにおいても、すでにいくつかのユーザーネットワークを"SDN化"することで、旧来のネットワークが抱える問題を解決し、ビジネスの目標を実現してきた。同社が手がけてきた実例から得られた実装のパターンを紹介することで、実践レベルへと昇華した最新のSDNの姿を見ていただこう。最大のポイントは、これらはすでに企業が計画、実現しているユースケースであるところにある。
この後のダイジェスト
- サーバー仮想化がもたらしたネットワークの複雑性を排除
- 最適なセキュリティを、仮想ネットワークの柔軟なゾーニングで提供へ
- アプリケーション・セントリック・ネットワークの実現
- パブリッククラウドのネットワーク・インフラを活用
- 顧客の要求に合わせて最適なネットワークを迅速に提供
- 最適なネットワーク構築のためのネットワークアーキテクト