テクノロジーがトヨタの「人」を結びつけるVDI(仮想デスクトップインフラストラクチャー)が、パンデミックを乗り越えるチームを支援

トヨタ自動車は、世界最大級の自動車メーカーであり、自動車技術の革新をリードしています。同社は、36万人以上の従業員が日々の仕事に励むことができるよう、人事面での先進的な取り組みを行っていることでも知られています。過去5年間で、13,000人以上の従業員がリモートワークで仕事ができるようになり、多忙な生活と仕事の両立を可能にする膨大な在宅勤務ソリューションを展開してきました。

最初は簡単ではありませんでした。しかし、やりがいのある仕事が簡単なことは滅多にありません。トヨタが学んだ教訓は、適切なプロバイダーとの提携を選択することが成功の鍵であるということです。

社員に優れた能力を与える

トヨタの社員は、社内での役割に応じてさまざまなタスクをこなす必要があります。リモートワークソリューションは、通常のビジネスコンピューティングから、消費電力の大きいCADや3Dアプリケーションを使用する高度なエンジニアリング能力まで、あらゆるものをサポートする必要があります。

丈夫で強力かつ安全性の高いソリューションが必要でした。

例えば、トヨタ自動車の設計エンジニアは、自宅でもオフィスでも製造現場でも、最適な作業能力を発揮する必要がありました。CADや3Dアプリケーションには、通常のノートPCやデスクトップPCでは対応できない高性能なCPUと大容量のメモリーが必要です。

「製造現場に行くと、自分のワークステーションがないので、紙の図面で説明しなければなりませんでした。3D CADを使って説明できれば、もっとスムーズにコミュニケーションがとれるのではないかと常々考えていました」市田有吾氏 トヨタ自動車株式会社 商用車ZEV基礎開発部

リモートワーク ソリューションを導入したことで、トヨタの従業員は、現場でも外出時でもどこでもすぐにあらゆるツールを使って、イノベーションと優秀さを追求し続けることができるようになりました。

強力なワークステーションは、購入や維持に費用がかかります。オフィスに限定された個人用のワークステーションへの依存度を下げることは、コスト効率と時間の効率を高めるチャンスでもありました。

日本でパンデミックが発生し、多くの企業が備えていなかった在宅勤務のシナリオが緊急事態宣言によって加速されたとき、リモートワークに先手を打った彼らの取り組みは、トヨタにとって予想外の成果をもたらしました。

パワーの集中と効率化の促進

トヨタ自動車は、仮想デスクトップインフラ(VDI)を利用することで、柔軟な働き方を実現することができると考えました。トヨタ自動車では、エンジニアがサーバー上の標準的なPCと、3D CADアプリケーションにアクセスできるソリューションを構築しました。この機能をサポートし、最適な効率で動作させるためには、ハイパー コンバージド インフラストラクチャー(HCI)が最適なソリューションでした。

従業員に最高のものを提供するという戦略に基づき、トヨタはHCIとVDIソリューションの主要なパートナーである、LenovoとNutanixに注目しました。

LenovoのThinkAgile HXシリーズのソリューションは、VDIの基盤として最適でした。ThinkAgile HXは、Intel® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したLenovoの強力なサーバーハードウェアと、Nutanix社のHCIソフトウェアを組み合わせたアプライアンスサーバーです。Nutanix社と共同で設計された事前構成済み、事前設定済みの、実証済みアーキテクチャは、効率とパフォーマンスを最大化すると同時に、導入が極めて容易で管理も簡単です。

「HCIは、従来の3層アーキテクチャよりもシンプルなので、運用効率が格段に向上します。また、ビジネスニーズの変化に応じて柔軟な拡張と縮小が容易であり、これが評価のポイントとなりました」孝久正信氏 トヨタ自動車株式会社 DX推進部

当時、トヨタの厳しいニーズを満たすVDIの重要な要素をサポートできる唯一のベンダーだったことを考えると、Nutanixのサポートは非常に重要でした。

3台のLenovo ThinkAgile HX3320のGPU構成でPOCに成功した後、トヨタ自動車のエンジニアリング・デザイン・グループには、新しいVDIソリューションを使用してリモートワークが実現されました。

急加速:パワーとスケールの競争に勝つために

導入に成功した直後、コロナウィルスの流行が日本を襲いました。トヨタは、他の多くの企業と同様に、リモートワークを全部門への展開を加速する必要がありましたが、それには時間がありませんでした。

幸いなことに、LenovoのThinkAgile HXソリューションは本質的に拡張性が優れていました。Lenovoのチームと緊密に連携しながら、ソリューションを拡張し、さらに1,000台の仮想デスクトップを迅速に立ち上げることができたため、トヨタは研究開発を継続することができました。

「HCIのメリットは、非常に短期間で環境を構築できることであり、パンデミックではそれがはっきりと実証されました。また、Lenovoはハードウェアの迅速な調達・納入に尽力してくれたので、本当に助かりました」孝久正信氏 トヨタ自動車株式会社 DX推進部

わずか2ヶ月で、何千人ものトヨタ社員がスムーズにリモートワーク環境に移行しました。現在、トヨタ自動車は、LenovoのVDIソリューションを利用して、従業員のリモートワークを支援し続けています。

スケーラブルかつ支援するソリューション

わずか数週間で何千人もの新入社員がオンラインで勤務することになったため、Lenovoのソリューションは、パンデミック対応の成功の鍵となりました。

また、3D CADアプリケーションに簡単にアクセスできるため、複数の部門が協力して作業を進めることができます。開発部門の市田氏は、「製造現場の社員と一緒に3D CADモデルを見ながら綿密な打ち合わせができるようになり、さらに効率よく仕事ができるようになりました」と語っています。

さらに、何千人もの従業員がワーク・ライフ・バランスの改善の恩恵を受け、生産性と従業員満足度が向上しています。ボデー先行開発部の辻奈緒美氏は、育児と仕事を両立できる柔軟性を高く評価しています。「2020年3月から子どもの小学校が休校になり、自宅で仕事をしなければならなくなりました。VDI環境のおかげで、自宅でデザインの仕事をするのもオフィスで仕事をするのと同じくらい便利になりました。」

世界中の多くの企業がリモートワークを取り入れるようになりました。トヨタ自動車のように、Lenovoの専門知識と経験を活かして、ハードウェアやソフトウェアから、コンサルティング、アーキテクチャ、継続的な管理まで、お客様のビジネスに適したソリューションをご提供します。

HCIやその他のクラウドソリューションの詳細については、Lenovoのウェブサイトをご覧いただくか、今すぐインフラストラクチャー・ソリューションの専門家にご相談ください。

提供:レノボ・ジャパン合同会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2022年3月31日
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