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クラウドを使いたおしたエンジニアが本音で語る 「ニフティクラウドのイケてる所、イケてない所」

サーバを躊躇なく消せるのがクラウドのメリット

 クラウドは、ソーシャルアプリ用のインフラとしての利用も多い。A氏は「しばしばピーク時の拡張に注目する人が多いが、逆にインフラとしては撤退の方に注目している」と話す。ソーシャルアプリは最初の1週間で流行らなかったら撤退することを考えなければならない。初期費用がなくサーバを即座に消せること。それがニフティクラウドがソーシャルアプリのインフラとして選ばれる理由の1つと言えるだろう。

ニフティクラウドのサービスタイプ ニフティクラウドのサーバ設定の画面イメージ(画像クリックで拡大表示)

 「サーバを躊躇なく消せるのは大きなメリット」と同氏は話す。例えば未知のバージョンのMySQLを試すようなとき、試した後インストーラで削除してもきれいに消えないことがある。検証環境においてもOSを丸ごと新品にしたい場面は少なくないが、物理マシンはもちろん普通の仮想マシンにおいても、クローンしたりIPを設定したりと手間がかかるために躊躇しがちだ。「ニフティクラウドは簡単。ローカルにスクリプトを作っておけば、Enterキー1発で自動的にできる。自社サーバよりもずっと便利だ」と話す。

 「クラウドが流行りだすとサービスを作りやすくなり、無数のサービスが生まれて、無数のサービスが死んでいくようになる。個人で企業に立ち向かえるようになる。それがクラウドによるパラダイムシフトだろう」(A氏)

充実してほしいのはAPI

 ニフティクラウドのお気に入りの機能を尋ねると、A氏はサーバ環境をクローニングできる「サーバーコピー」や「カスタマイズイメージ」を挙げた。あらかじめ既存のサーバの複製やイメージを作成しておける機能だ。サーバ追加時には新しいマシンにイメージをコピーできて便利だ。例えば今夜、深夜通販をやるという場合、直前にイメージをコピーしておけば、必要になった時にすぐにサーバを立てられる。リードタイムを短縮でき、サーバの代金の削減にもつながる。「サーバはギリギリになってつくればいいし、過負荷状態になってからつくってもいい」と同氏は話す。

ニフティクラウドの「サーバーコピー」機能の画面イメージ ニフティクラウドの「サーバーコピー」機能の画面イメージ(画像クリックで拡大表示)

 また「オートスケール」機能も便利だと同氏。オートスケールとは設定したトリガーに基づいて自動でスケーリングする機能であり、自動的にフロントのサーバを増やせる機能のことだ。「初心者向けとしては便利な機能だが、もっとAPIを充実してもらって、サーバーコピーのAPIと組み合わせて自由に使えるようになると、さらに便利になるはずだ。負荷が高くなったときフロントだけではなく、例えばデータベースサーバのスレーブも増やす必要があったりするため、もっと柔軟なオートスケールを自分で作れるようにして欲しい」と話す。

 同氏が追加して欲しいと考える機能はたくさんある。例えばインフラ担当の立場では、サーバーやネットワークの構成を図示する機能が欲しいという。「多くのインフラ担当は新しいサービスをつくる度に、構成をパワーポイントで書いてエクセルで管理している。運用者の立場からは、ニフティクラウドでもサーバー毎にメモ機能を記せる機能があるので、そこから簡単に構成図が作れるような機能が欲しい」と話す。

ニフティクラウドの「メモ」機能の画面イメージ ニフティクラウドの「メモ」機能の画面イメージ(画像クリックで拡大表示)

 また、開発者を管理する立場からは、アクセスコントロール機能も欲しいという。開発者のロールに合わせて権限を設定できるような機能だ。「アクセスコントロールがあれば、開発会社が開発環境として導入するのに役立つ」と同氏。「例えば開発の管理部門がクラウドのマスタアカウントを取得して、その配下で自由にアカウントを発行し、開発者ごとに権限設定できるようにする。さらに、サービスの構築にかかったTCOを出せるようにすれば開発の現場で喜ばれるだろう」と話す。

CPUやメモリの性能が高いからサーバー数を減らせる

 ニフティクラウドのイケてない点について聞いてみた。A氏は「OSの種類を増やして欲しい」と言う。「会社ではCentOSを使っているが、やはりDebian系のUbuntuを使いたい。」と話す。また、ロードバランサやディスクが微妙に従量課金になってないと指摘する。「1日も早くすべてを従量課金にして欲しい」と要求する。現在、ロードバランサは月額1万円の固定料金になっている。「サーバー1台立てて、自分でロードバランサを組んだ方がいい。安く済む」と言う。

 逆にイケてるところは何だろう。「ネットワークの速度だけでなく、CPUとメモリの性能がほかのクラウドサービスに比べ高い。僕が利用したときはXeonX5680という最新のCPUが見えていた。そのため思ったよりサーバーの数は少なくて済んだ」と指摘する。実際にAmazon EC2で必要だったサーバー台数が、ニフティクラウドにしたらサーバーのCPUとメモリの性能が高いために台数が減ったという話はよく耳にする。サービス提供者にとって、ニフティクラウドのネットワークの速さやサーバースペックの高さがサービスコストに効いてくると考えられる。
(参考)NIFTY Cloud ユーザーブログ :「徹底比較: ニフティクラウド VS Amazon Web Services」
クラウドの性能やコストは実際に使ってみないと、カタログやスペックだけではわからない。その点、ニフティクラウドの場合は初期費用0円で、1時間あたり12.6円から試してみることができる。クラウドを検討する際はA氏のように、いろいろとトライしてみる必要がありそうだ。

提供:ニフティ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 
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