アナリティクス活用を包括的に
支援するプラットフォーム
SAS Institute Japan
ソリューション統括本部
プラットフォームソリューション統括部
Information Platform Innovationグループ
マネージャー
山本圭一氏
アナリティクスは古くからビジネスに取り入れられ、企業・組織の価値向上に寄与してきた。その伝統的な役割は、既存のビジネス運営を効率化/最適化するための、いわば「経営基盤としてのアナリティクス」であった。一方で近年では、AIや機械学習といった新たなテクノロジーのビジネス活用が注目されており、これを使って企業・組織の価値を飛躍的に向上させる「イノベーションの手段としてのアナリティクス」という新たなテーマも加わってきた。
この2つのテーマに対して、オープンソースも含め、さまざまなソフトウェアやサービスが各社より提供されているが、2つのテーマとその中にある大小さまざまな個別課題を一連の企業・組織の課題として総合的に深く関わっているベンダーは実は多くない。その代表が、40年以上、日本国内では30年以上の歴史を持つアナリティクスのリーディングカンパニー、SAS Instituteだ。
「当社では、企業・組織の意思決定を支援するためのアナリティクスに特化し、ツールだけでなくコンサルティングなどのサービスも一貫して提供してきました。従来のアナリティクステーマはもちろん、近年台頭してきたAI・機械学習などのテクノロジーを使って、イノベーティブなビジネス価値を創出するために不可欠な機能を、包括的なアナリティクス・プラットフォームとして提供しています」と説明するのは、SAS Institute Japanの山本圭一氏だ。
“オープン”であることの重要性
山本氏は、SASが提供するアナリティクス・プラットフォームの特徴として、次の3つを挙げる。1つめは、アナリティクスのライフサイクル(データ理解/準備から業務プロセスへの組込みまで)を1つのプラットフォームで回すことのできる「エンド・トゥ・エンド」。2つめは、IT統制やデータ、アナリティクス資産へのガバンスを利かせることにより、信頼性の高いデータを安心安全に使え、大規模処理へのスケーラビリティがある「エンタープライズ」。そして3つめが、「オープン」ということだ。