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生成AIとAI PCで実現する“シン・業務効率化”

クアルコムシーディーエムエーテクノロジーズ ビジネスディベロップメント ディレクター 山徳 愛爾氏 24年間にわたりマイクロソフトで主にOEM事業に従事し、4年前にクアルコムへ転職。Snapdragonを搭載したPCの訴求活動を行っている。
クアルコムシーディーエムエーテクノロジーズ
ビジネスディベロップメント
ディレクター
山徳 愛爾氏
24年間にわたり大手ソフトウェアメーカーにて主にOEM事業に従事し、4年前にクアルコムへ転職。Snapdragonを搭載したPCの訴求活動を行っている。
TD SYNNEX株式会社
エンドポイントソリューション部門 兼 マーケティング部門 執行役部門長 高橋 慶氏 約2年前の組織改革でエンドポイントソリューション部門を担当し、仕入れから販売まで一気通貫で行っていた。2024年12月より執行役員 マーケティング&サービス部門 部門長に就任。
TD SYNNEX株式会社
エンドポイントソリューション部門 兼 マーケティング部門
執行役部門長
高橋 慶氏
約2年前の組織改革でエンドポイントソリューション部門を担当し、仕入れから販売まで一気通貫で行っていた。
2024年12月より執行役員 マーケティング&サービス部門 部門長に就任。

 2022年にOpenAIが「ChatGPT」を公開して以降、一気にAIブームに火が点いた。さまざまな企業が生成AIを活用したサービスを開発し、ハード面でもAIを処理するNPU内蔵型CPUを開発。NPUを内蔵したAI PCが登場してきたことで、企業側もいかにAIと向き合い、生成AIサービスやAI PCを導入し、どう業務に活かしていくかが課題となっている。

 ただ、一気に訪れたAIブームについて行けず、業務効率化に活かすためにどうすべきなのか、そもそもどういったことに役立つのかを把握しきれていない企業が多いのも事実。そこで、AI PCの心臓部となるSnapdragon Xを開発しているクアルコムのビジネスディベロップメント ディレクターである山徳愛爾氏と、AI PCの企業導入をサポートしているTD SYNNEXのエンドポイントソリューション部門 兼 マーケティング部門 執行役部門長(取材時)の高橋慶氏の両氏に、エンドユーザーのメリットやWindows 10のサポート終了によってAI PCへの切り替えを勧める理由を伺った。

AI PCの導入でセキュリティも担保

 「半年ほど前の時点で、AIはこれから普及期になると予測していましたが、2023年末の時点でもまだ検討検証段階という印象があります」と語る山徳氏。現状では、そこからまだ大きく進んではいない企業のAI活用。その理由の1つがセキュリティの懸念である。

 「マイクロソフトが調査した日本企業では、8割弱の従業員がBYOAI(私的なAI利用)をしており、情報流出の懸念が問題になっています」と山徳氏。クラウドで処理する生成AIサービスは、ユーザーが分析したいデータをアップロードして処理するため、機密書類をアップロードして漏えいしたり、AIの機械学習として活用されたりすることを恐れている。

 そうしたリスクを回避する1つの対策がAI PCである。「マイクロソフトが定義するCopilot+ PCは、40 TOPS(毎秒40兆回の演算処理を実行できること)を超えるNPUが搭載されており、NPUを使ってAI処理をすれば、クラウドへデータをアップロードする必要がなくなります。クラウド上で処理しても良いものに関してはクラウドも利用することでハイブリッドな処理が可能となり、処理速度の向上とともに安心・安全を担保できます」と山徳氏は語る。

図版

 手元のPCだけでAIの処理ができれば、クラウド上で処理するより数倍速く、しかもインターネットにつながっていない場所でも利用できるメリットは大きい。高橋氏は、「AIに投資する=セキュリティを担保することになるというメッセージをもっとアピールしていく必要があります」と話す。

AI処理はクラウドからNPUへ

 こうした中で、2024年11月19日に、マイクロソフトがMicrosoft 365でCopilot+ PCのNPUを利用してAI処理することを発表。また、Copilot+のランタイムの仕様(SDK)がこの1月にも公開され、サードパーティーベンダーがCopilot+の機能を利用したアプリケーションを簡単に開発できるようになる。こうしたAIを活用したアプリケーションが増えることで、ビジネスでの利用が加速。自社開発の業務アプリケーションにおけるAI活用も容易になり、追い風になることが期待される。

 「当社のウェブサイトでもSnapdragon XのNPUに対応したアプリケーションのリストを随時更新しています。既にCopilot+のランタイムを利用したアプリケーションも登場しており、Copilot+ PCの付加価値にもつながると考えています」(山徳氏)

 対応アプリケーションがなければ、PCにNPUが内蔵されていても宝の持ち腐れだ。AI対応のアプリケーションが充実することで、AI PCの利用価値が飛躍的に高まるはずだ。

国内のプリンターメーカーや周辺機器メーカーのSnapdragon Xシリーズへの対応も進んでいる。例えばエプソンは2025年3月までに主要なビジネスプリンターモデルをSnapdragon Xシリーズに対応する予定だ。また、サンワサプライではThinkPad T14s Gen 6との互換性テストを実施、その結果をウェブサイトで公開している。

AIを活用することでリソースやコストの削減に

 TD SYNNEXでは、AI PCのメリットを感じてもらおうと、企業や教育機関などへの貸し出しを行い、フィードバックを集めている。

 「とにかく、実際に触れていただき、AIを活用するトレーニングをすることで、AI PCを普及させていきたいと考えています。どのような課題があるのかを把握しつつ、セミナーや勉強会に参加していただくことで、不安を払拭していくことが大切だと考えています」(高橋氏)

 高橋氏によると、ユーザーからのフィードバックでは、マイクロソフトのRecall機能(数秒ごとに画面をキャプチャし、後からAIによる検索ができる機能)への興味・関心が高いとのことだ。例えば、自社製品の保守サポートなら、Recall機能によって、製品に何らかの問題が発生する直前に、ユーザーがどのような操作をしていたのかを確認できれば、効率的かつ適切な対応ができるなどの業務改善につながる。また、不具合の発生をAIで把握できれば、事前に危険を察知して修理・交換の検討ができるため、業務継続性の担保にもなる。

 さらに、特許書類のような外部へ流出させてはいけないデータは、これまでクラウド環境での活用ができなかったが、手元のPCに内蔵されたNPUを活用することで、文章の誤記や不整合のチェックできることに期待するユーザーもいた。高橋氏は、「AI PCを活用することで、作業効率がアップするだけでなく、さまざまなリソースやコストの削減にもつながります」と訴求する。

 「投資対効果(ROI)として考えたとき、AI PCは、一般的に導入価格が高いという印象を持たれるかもしれません。通常、PCの価格はCPUの処理性能によって異なりますが、Snapdragon Xを搭載したAI PCでは、NPUにおいていずれもCopilot+ PCに対応する性能を持ちます。さらに、10万円前後のCopilot+ PCが用意されているため、導入時の負担を軽減できます」と山徳氏。

 当然ながら、PCに後からNPUを追加することはできない。一般的な企業でのPCのライフサイクルが4年ほどだと考えると、いまNPUを搭載したAI PCを導入することは、絶好のタイミングだ。むしろ世界的に企業や組織でのAI活用が加速していることを鑑みれば、AI PCの導入が遅くなるほど他社に遅れを取ることは明白である。

Windows 10のサポート終了、AI PCへ移行すべき

 2025年10月14日に、マイクロソフトによるWindows 10のサポートが終了する。サポートの無い状態のPCをそのまま使い続けることはセキュリティリスクが高く、企業の信頼性を損なう危険性をはらんでいる。PCのリプレース需要自体は増えつつあるが、Copilot+ PCの採用は、これから本格化する見込みだ。

 高橋氏は、「Windows 11への移行では、当初に懸念されたユーザーインターフェースの変化やアプリケーションの互換性などの技術的問題による導入障壁は、もはやほとんどありません。Windows 11への移行を検討される中で、AI PCへの関心を高めていきたいと考えています」と話し、「われわれディストリビューターとしては、お客さまへ積極的に貸し出し機を提供したり、セミナーやイベントを開催して触れたりする機会を増やしていくことで、理解を深めていただくことが導入の促進につながると考えています」と意気込む。

 山徳氏は、「Snapdragon X搭載のCopilot+ PCは、導入しやすい価格であることに加え、性能面もしっかり高く、しかも省電力であるため、バッテリーの駆動時間も長いのが特徴です。ARMベースのCPUにおけるアプリケーションの互換性を懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、既にWindows上でネイティブ、もしくはエミレーションモードで動作するアプリケーションも増えています。われわれは今後、アプリケーションの動作確認情報を一般に公開していく予定です」と語る。

図版
※2024年12月時点
※クリックすると拡大画像が見られます
図版
※2024年12月時点
※クリックすると拡大画像が見られます

 「クアルコムとグローバルで提携していますが、Snapdragon X搭載のCopilot+ PCは、価格的にも購買層のボリュームゾーンに入る製品が多く、常に一歩先を行くラインアップで展開されていますので、お客さまにもお勧めしやすく、より一層の協力体制を組んでいきたいと思っています」(高橋氏)

 これからの時代、企業や組織にとってAI PCを導入することは、作業効率的にもコスト的にもビジネスを加速させる重要なファクターとなっていく。いまPCのリプレースを考えているなら、ぜひAI PCを検討してほしい。

提供      :TD SYNNEX株式会社 企画/制作   :朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2025年4月20日
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