DX
~多数の構築・運用実績から見えてきた
AWS活用に不可欠なポイントとは?~

 ウィズコロナの時代において、これまで以上に多くの企業がDX投資に力を注ぐようになった。投資の一つがIT基盤のクラウド化であり、その際に真っ先に上がる選択肢がアマゾン ウェブ サービス(AWS)だ。しかし、セキュアな基盤が構築できるのか、自社で開発・運用していけるのかといった不安も残るだろう。クラウド黎明期からAWSの活用を先導し、自社サービスにおいてもAWSを積極的に活用するTISの豊富な経験をもとにした、DXを加速させるAWS活用について紹介する。

コロナ禍でより加速した DX推進へ向けたクラウド活用への取り組み

 新型コロナウイルスの感染拡大は、企業の経営活動や生活様式に劇的な変化をもたらした。ソーシャルディスタンスを確保するために、従来の人と会うことで成り立っていたさまざまなビジネスが成立しなくなり、テレワークやサービスのオンライン化が加速している。多くの企業が、ITを活用したビジネスモデルの変革や新規事業の拡充などを目指して、これまで以上にDX推進に力を注ぐことになる。

 このようなDX推進を始めとした激変する市場ニーズにいち早く対応するには、オンプレミスからクラウドへの移行がウィズコロナ時代のDX実現の近道といっても過言ではない。その際の選択肢として真っ先に上がってくるのがアマゾン ウェブ サービス(AWS)だ。

 企業システムの移行はもちろん、遠隔地でもあらゆるビジネスに対応可能なセキュアなプラットフォームや「DevSecOps」を取り入れたCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)による迅速なサービス提供など、いまやクラウド活用が必要不可欠になっている。

AWSを最大限活用するには、ノウハウやインテグレーションが必要

 とはいえ、既存のオンプレミスの環境のままAWSに移行しても、サービス要件や顧客が求める要望に合わないケースが多く、AWSに最適化したアーキテクチャに再設計する必要がある。例えば、近年Oracle RACなど大規模なデータベースを搭載する基幹システムをクラウドに移行する動きが加速しているが、DBの運用負荷を下げたい場合、マネージドサービスであるAmazon AuroraやAmazon RDSの利用が考えられる。これらの利用にはサービス特性を理解した上で再設計・構築しなければならない。

 また、クレジットカード決済などFinTechを提供する事業会社のシステム基盤では、FISC(金融情報システムセンター)安全対策基準やPCI DSS(ペイメントカード業界データセキュリティ基準)などの厳しいセキュリティガイドラインに準拠したAWSの設計・構築や運用体制の準備が不可欠だ。自社の情報システム部門だけで、金融業界の厳しいセキュリティ要件を満たす本番運用の体制を整えるのは極めて困難だろう。

 さらに、AWSクラウドでは、オンプレミスのような明確な性能要件は保証されない。常に変化するクラウドの性能要件に対する理解も設計・開発・運用には欠かせない要素となる。

企業ごとに既存システム規模や構成、サービス要件が異なるため、トラブルを未然に防きAWSで開発、運用していくには、多様な経験に裏打ちされたノウハウが必要だということだ。

提供:TIS株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2021年7月31日
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