情報システム部の工数削減とITガバナンスの強化を実現するセキュリティツール

持ち運びができるスタンドアロン/クローズド環境向けウイルス検索・駆除ツール「Trend Micro Portable Security 2(TMPS2)」は、幅広い活用範囲を持つ。PC端末にインストールする手間もなく、常駐することもないため、業種や環境に因らずスタンドアロン/クローズド環境にある端末の安全性を高めることが可能だ。また、この利便性に加えて、「TMPS2」では、新たに管理を一元化できる「集中管理モード」を備えた。今回は、この集中管理モードを使って各拠点の対象端末を管理することで、より強固なIT環境を構築する方法を解説しよう。

新たな悩みを生んでいる"現場任せ"のセキュリティ対策

 製造業の工場などにおいてクローズド環境で使用されているPCや専用端末は、生産ラインの制御や分析・計測のみに使うなど、特定の用途に限られる場合が多い。クローズド環境にあり、用途が限られていることから、現場スタッフに通常業務の一環として端末の運用・管理も任せているケースも珍しくない。

 さらに工場には、本社の情報システム部のような選任のIT担当者がいないことも多い。そのため、端末の管理を現場スタッフに任せている場合は、適切なセキュリティ対策が施されているのか把握できない。このような課題を生んでいる背景には、本社から遠隔地にある、現場管理の端末を把握・管理する有効な手段が存在しなかったこともある。

多様化する企業に潜むセキュリティリスク

 例えば、遠隔地のような目の届きにくい拠点のセキュリティ対策として、USBメモリのようなウイルスが混入するリスクのある外部記憶メディアを使用禁止にすることで、セキュリティを担保するケースもあるようだ。しかし、それは同時に利便性を損なってしまう。また、試験データやログを収集するなど端末間において外部記憶メディアの利用が不可欠である業務の場合には、そもそも禁止することが難しい。

 このように対策を行っても、実際に禁止対象のツールが使われていないか、セキュリティポリシーは守られているかなどを確認することさえも難しいのが現状である。

 特に、複数拠点を持つ企業では、目が届かない場所にある端末の管理方法、実効性のあるセキュリティ対策は長らく悩みとなっていた。

 企業全体としてセキュリティを担保するため、情報システム部は工夫を凝らしているだろう。しかし、新たな課題が生まれているのが現状だ。遠隔地のスタンドアロン/クローズド環境を含めて全社的にセキュリティ性を一括で管理、運用できれば、全体的なIT基盤のセキュリティレベルを向上できることはもちろん、情報システム部門の管理工数を大幅に減らすことができるのではないだろうか。

「集中管理モード」で"一元管理体制"を築く

 遠隔地ゆえに現場スタッフに任せざるを得なかったセキュリティ対策では、定期的なウイルスチェックを行っているのか、セキュリティポリシーを適用した運用になっているのか、などの把握が曖昧であるケースが多いだろう。そこで提案したいのが、新たに「集中管理モード」が搭載された、スタンドアロン/クローズド環境向けウイルス検索・駆除ツール「TMPS2」である。

 「集中管理モード」は、本社側の管理用端末で、遠隔地で使用されるTMPS2に対して、ウイルスが見つかった際の処理方法やスキャン対象のフォルダなどの検索設定を統一して適用できる。また、各拠点の検索・駆除のログを本社の管理用端末で閲覧できるため、対応が漏れている拠点へ指示を出すことも可能だ。

 管理、運用を工場スタッフに任せてしまうケースでは、対策を指示することはできるものの、実際にその対策が運用されているのかという確認ができなければ意味をなさない。その点、TMPS2は、遠隔でセキュリティレベルを設定、把握できる「集中管理モード」により、本社での"一元管理"体制を構築でき、セキュリティレベルを向上できるのではないだろうか。

多様化する企業に潜むセキュリティリスク

強固なIT基盤の構築を実現するTMPS2

 管理の一元化は情報システム部門の工数を大幅に減らすことにも繋がる。

 ログの集約・管理ができれば、トラブル発生時の対応のスムーズさはもちろんだが、事前にトラブルを察知し対策を施すことでトラブルを未然に回避できる可能性も高まるだろう。情報システム部門の担当者にとって、トラブルが発生してしまった後の対応作業ほど工数が割かれるものはない。

 さらに、TMPS2では各拠点にある検索ツールに対して、本社側から一括で設定情報などをリモートで反映させることができる。これにより、各拠点のスタッフのITリテラシーに関わらず、均一な運用が期待できるため、現場スタッフに対する、情報システム部門のサポート工数なども削減できるのだ。

 Windows XPのサポート終了に伴い、一部の企業でスタンドアロンやクローズド環境の端末が増加し、それによって企業全体としてのセキュリティに隙間が生まれるリスクは前編で紹介した通りである。また一方で、製造業をはじめとした業種に存在する、特定業務のみを行う専用端末なども、スタンドアロン/クローズド環境であるがゆえにセキュリティの隙間を生んでいると言えるだろう。

 持ち運べるセキュリティに加えて、新機能として「集中管理モード」を備えたTMPS2は、まさにこれらセキュリティの隙間を埋める対策の最有力である。

 このTMPS2によってITガバナンスの強化を意識したセキュリティを整備することは、強固なIT基盤構築の第一歩となるだろう。

 スタンドアロン/クローズド環境というのは地味で見過ごされやすく、後回しにされがちな領域であるが、Windows XPのサポート終了という、多くの企業にとって環境の変化が訪れた今こそ、改めて自社にセキュリティの隙間が生まれていないか再点検をお勧めしたい。


製品資料

唯一無比のスタンドアロン、クローズドネットワーク環境向けリスク対策ソリューション『TMPS2』の実力

事例集


YKKビジネスサポート
株式会社様

和歌山県庁様

日機装株式会社様

東久留米市教育委員会様

※Trend Micro Portable Security™ 1.xをご利用のお客様の事例です。

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