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WoW Tokyo2025イベントレポート Re(AI)lize Tomorrow 「AIで再構築する、競争力のある未来」をWorkatoが提示

 Workato Japanは11月5日、都内で年次イベント「World of Workato(WoW) Tokyo 2025」を開催。米国Workato本社のCTO初め多くの本社エグゼクティブによる講演をはじめ、ユーザー・パートナー企業によるエージェント型AIやエージェンティック・プラットフォームの最新事例と活用ノウハウを紹介する30以上のセッションが行われた。本記事では、オープニング基調講演と国内企業のエグゼクティブによるパネルディスカッション、特別招待制のエグゼクティブセッション、クロージングセッションの様子をレポートする。

オープニング基調講演
AI時代を勝ち抜く エージェンティック・エンタープライズの競争力

 基調講演には、Workato CTO アダム・セリグマン氏が登場。冒頭のあいさつで同氏は、「私たちはいま、AI活用に高い期待を抱いているが、現実を見ると結果は追い付いていない。今日我々は、AIが持つ真の力をひも解く鍵をお見せする」とアピールし、AIがビジネスのコアを変革するための“3つの鍵”を説明した。

Workato, Inc. CTO アダム・セリグマン氏
Workato, Inc. CTO アダム・セリグマン氏

 「1つ目は、『プロセス思考』。AIを単に導入するのではなく、どの業務プロセスに組み込み、どのKPIを高めたいのかという視点から活用を考えることがポイントである。

 2つ目は、『Enterprise MCP(Model Context Protocol)』。AIエージェントがさまざまなシステムやアプリケーションを参照したり更新したりする際には、そのアクセス経路を安全かつ信頼できる仕組みで提供していく必要がある。

 3つ目は、『ビジネスとITの連携』。エージェント開発をITとビジネスが共に手を組むプロジェクトとして扱う。この3つを確保できれば、エージェントがコアビジネスのKPIに大きなインパクトをもたらすようになる」

 それらを実現する基盤製品が、「Workato ONE」である。Workato ONEは、従来のプロセスオーケストレーションやiPaaS機能に加え、エンタープライズMCPやAIエージェント開発環境、チャットUI、各種モジュール群など、エージェントを開発し活用するための機能を備える。WorkatoのAIエージェントは「Genie(ジーニー)」と呼ばれ、実運用可能なものもビジネス用途毎に多数用意され、今後も追加される予定である。

 「Workato ONEは、信頼できるエージェントを速やかに構築できる複合的なプラットフォーム。KPI、エンタープライズMCP、業務に必要なスキル、セキュリティを組み合わせられる唯一の製品だ」(セリグマン氏)

コインチェックの活用事例

 次に、Workatoユーザーであるコインチェックの常務執行役員 CTO 開発・AI本部長 松岡剛志氏が登場。同社は2021年からWorkatoを導入し、Agentic AI領域でも先行ユーザーとなっている。Workatoの導入効果について同氏は、「当社ではSlackにAIボットとしてGenieが常駐している。UXの革命が起き、多くの社員がエージェントを作り活用する事例が生まれている」と語った。

コインチェック株式会社 常務執行役員 CTO 開発・AI本部長 松岡剛志氏(左)
コインチェック株式会社
常務執行役員 CTO 開発・AI本部長 松岡剛志氏(左)

 同社では、大量データを扱い複数の監督省庁に報告義務があるなかで、業務をいかに正確かつスマートに進めるかが課題だったという。その際Workato ONEを活用することで、ルールの見直しやワークフローの自動化を実現するとともに、状況に応じて自動的に判断をするAgentic AIの活用に至っているとのこと。

 松岡氏は「Workato ONEの導入で、チームが戦略的で革新的な仕事に取り組む時間が確保でき、生産性が向上している。AIエージェントの導入によって多くの社員がAIドリブンで業務効率化を考えるようになり、行動も変わりつつある」と述べ、「AIで社内の生産性を高め、お客様向けのプロダクトも開発していく。AIと共に成長していきたい」と今後を展望した。

投資家が評価するWorkato

Geodesic Japan合同会社 カントリーマネージャー 尾辻マーカス氏(左)
Geodesic Japan合同会社
カントリーマネージャー 尾辻マーカス氏(左)

 続いて、Geodesic Capital Japan カントリーマネージャー 尾辻マーカス氏が登場。投資家目線で、国内AI市場とWorkatoの成長可能性に言及した。

 尾辻氏は、「日本では10年間守りのDXに終始してきたが、今は局面が変わりAI戦略が必須になっている。現状ではデータ統合ばかりに目が向いているが、最も大切なのはAIによって企業が導入しているたくさんのアプリケーションをいかに1つのシステムとして活用させるかだ」との見方を示した。

 その上で尾辻氏は、「それらを実現する技術要素が、オーケストレーションやエンタープライズMCPで、Workatoはそれらを備えている。また、守りのDXも自動化のフェーズに突入する。その際にはオートメーションがコアになるので、エンタープライズオートメーションが次の波になる。Workatoは非常に楽しみな企業だ」と高く評価した。

Workatoの強み(尾辻氏の資料より)
Workatoの強み(尾辻氏の資料より)

Workatoプラットフォームの全貌

Workato, Inc. CPO バガット・ナイナニ氏
Workato, Inc. CPO バガット・ナイナニ氏

 最後にWorkato CPO バガット・ナイナニ氏が登場し、Workatoプラットフォームの能力を紹介した。

 ナイナニ氏は、AIエージェントをエンタープライズで円滑に実行するための要素として、「企業内の情報へのアクセス」「コアビジネスを自動化させるための『オーケストレーション』」「信頼できるエージェント」の3点を挙げ、「Workatoだけが、それらを一体化したプラットフォームで提供している。Workato ONE上でエージェントを構築すると、プロセス・エージェント・ワークフローを一度設定すれば、オートスケーリングでガバナンスが効いた形で運用できる」と語った。

 具体的な機能としては、非構造化データの構造化を実現するドキュメント処理機能の「Workato IDP」、AI活用の前段としてのDWHへのデータ集約を効率化する「Data Pipeline Recipes」、意思決定フレームワーク「Decision Models」を搭載。AIエージェント開発環境の「Agent Studio」により、「通常のシステム構築のプロセスを経ずとも、ビジネスプロセスさえ理解していればGenieを構築できる」(ナイナニ氏)ようになっている。

 意思決定の際には、アプリやデータベースから情報を集約したナレッジベースに、エージェントへコンテキスト推論やRAGの仕組みを提供する「Enterprise Knowledge Base」を組み合わせ、企業ごとの知識やルールに基づいた正しい判断を可能とする。さらに特定の業務プロセスをまとめた「Workato Enterprise Skills」と呼ばれる機能モジュール群を活用して、自動的に安全かつ再現性を持った形でアクションにつなげることができる。

 またガバナンス機能の「Agent Trust」によって、ユーザーごとに正しくアクセス権限を設定できるほか、説明可能性や可観測性、プライバシー保護を担保できる。

イベントスライド画像

 これらに加え、Workato ONEに、ソリューションアーキテクトエージェントの「AIRO」と、データサイエンスエージェントの「Acumen」が追加された。デモを担当したWorkato ソリューションコンサルタント 木村将誉氏は、「AIROで実現したアセットをAcumenで修正し、修正した示唆をベースにAIROでフローを構築するというクローズドループを実現する。これが未来のエンタープライズオーケストレーションになる」と述べた。

パネルディスカッション
AI推進リーダーに学ぶなぜ日本のAIプロジェクトはPoCで止まるのか?
―成功に導く文化・方針・リーダーシップ

 基調講演の後、国内有名企業のAI推進担当者によるディスカッションが行われた。登壇者は、パナソニック コネクト 執行役員SVP, CTO 榊原彰氏、日本航空 デジタルテクノロジー本部/システムマネジメント部/セキュリティ企画グループ/グループ長 安達太一氏、メルカリ Digital Center of Excellence・シニアマネージャー 田中博之氏、SHIFT ソリューション事業部 AIサービス部 AIサービスグループ グループ長 幸加木哲治氏の4名。

(左から)メルカリ Digital Center of Excellence・シニアマネージャー 田中博之氏、日本航空 デジタルテクノロジー本部/システムマネジメント部/セキュリティ企画グループ/グループ長 安達太一氏、パナソニック コネクト株式会社 執行役員SVP, CTO 榊原彰氏、SHIFT ソリューション事業部 AIサービス部 AIサービスグループ グループ長 幸加木哲治氏、Workato株式会社 執行役員・創業者兼フィールドCTO 鈴木浩之氏
(左から)メルカリ Digital Center of Excellence・シニアマネージャー 田中博之氏、日本航空 デジタルテクノロジー本部/システムマネジメント部/セキュリティ企画グループ/グループ長 安達太一氏、パナソニック コネクト株式会社 執行役員SVP, CTO 榊原彰氏、SHIFT ソリューション事業部 AIサービス部 AIサービスグループ グループ長 幸加木哲治氏、Workato株式会社 執行役員・創業者兼フィールドCTO 鈴木浩之氏

 進行役を務めたWorkato株式会社 執行役員・創業者兼フィールドCTO 鈴木浩之氏は、AI活用が進まない現状に対して、「AIに限らず、日本企業ではなかなか技術検証から先に進まない」問題を提起し、各社の実態および各々の見解を尋ねた。

 これに対し幸加木氏は、「サービス化の前段としてノープロンプトの生成AIツールを作って社内導入したが、2か月で20%しか使ってもらえなかった。IT企業でもそのような状況だった」と自社の状況を明かした。

 榊原氏は大企業の状況について、「生成AIの登場で局面は変わった。PoCは超えているが、活用度をどう上げていくか苦労している企業が多い」と述べた。

 続いて、AIを社内に導入する際に数字での評価が難しいという問題について、田中氏は、「メルカリではOKRのフレームワークを採用し3か月単位で目標を管理する企業文化を有する中で、PoCを進めていくにあたっては、業務部門のメンバーを巻き込んで共感を得て、それをその都度数字に落とし込んでいる」と答えた。

 日本航空では既存業務の効率化を目的にAI導入を進める際のKPIとして、AI導入で業務が削減された部分を指標にしているという。一方で安達氏は、「AIの利用は進んでいるが、労働時間を見ると必ずしも結果が結びついておらず要検討課題になっている」との現状を明かし、その際の難しさとして「人が動くことが前提の業務設計を変えにくいこと。

 AIをツールとしてではなくパートナーとして捉え直す必要があること」の2点を挙げた。

 AI活用を定着させる策としては、パナソニック コネクトではAI活用の推奨パターンが紹介されており、それを使って良い結果が出た際には星を付けて評価しているという。榊原氏は、「ユーザー側もメリットを得られ、どれくらい使われているかも測定でき、ノウハウもたまっていく。そういう仕掛けを作っていくのは有益」と述べた。

 またSHIFTでは、「現場の声を聞いてそれぞれに打ち手を変え、トライアンドエラーを重ねたことで生成AIの利用率を半年で73%まで高めた」(幸加木氏)とした。

 最後にそれぞれが、今後のAI活用を進めていくためのメッセージを送った。

 「AIは自ら使って初めて価値が出せる。成功事例を見せろという姿勢ではだめ。そこを理解できている企業だけが、AIと協業できる企業になる」(SHIFT幸加木氏)

 「今後は強力なエージェントがたくさん登場し、それを統合管理していくことになると思うが、その際にKPIやきちんとしたセキュリティ対策がないと事故にあいかねない。そのためにまずは原点に戻り、自分の業務を見返すことが必要だ」(パナソニック コネクト榊原氏)

 「AI開発は従来のシステム開発とは異なる。リリースまでは工程の半分で、その後どう育てていくかが重要。そのため当社では社内コミュニケーションに注力していて、専用のチャットスペースに2,000人が参加して活用を後押ししている」(日本航空安達氏)

 「AIと協働していく中で、AI製品を理解するためにはまず触ることが重要。私はWorkato GOの発表直後にサンドボックスが触れたので、どんなことができるのか体感でき、そこから速やかにPoCが開始できた。持ち帰って検討するのではなく、その場で何ができるかすぐに触ってみることが重要だ」(メルカリ田中氏)

未来のビジネス変革を担うエグゼクティブのための特別プログラム

 また当日は企業の経営層を対象とした、米国大使館商務部後援による招待制のエグゼクティブセッションも行われた。

Workato, Inc. CEO ビジェイ・テラ氏
Workato, Inc. CEO ビジェイ・テラ氏

 その中でWorkato CEO ビジェイ・テラ氏は、「日本においてAIは今、非常にエキサイティングな時代を迎えている。日本は労働力が減少しAIに対する抵抗感も低いため、AIをビジネスに活用する上で非常に有利な立場にある。米国はAIモデルの構築で先行しているが、真の価値は企業内でAIを活用することで生み出される。日本にはそのチャンスがある」とメッセージを送った。

 またCTOのセリグマン氏は、「Genieやエージェント、エンタープライズMCPを使って何ができるのかを考えて欲しい。その上で大きな夢を持っていただきたい。日本には素晴らしいチームがいるので、しっかりとサポートさせていただく」とアピールした。

クロージング基調講演:Agentic AI実践と次世代AIテクノロジー、未来への共創

Workato, Inc. CIO カーター・バッシ氏
Workato, Inc. CIO カーター・バッシ氏

 クロージングの講演では、まずWorkato CIO カーター・バッシ氏が登場。Agentic AIの進化の過程について、「まずは、エンタープライズオーケストレーションの土台を置くところから始まる。それができたらAIを加え、ビジネスビジネスプロセスをもっとスマートにできる。最終的にAIが自律的に駆動する『Agentic AI』が皆様の代わりに考え、アクションを起こすようになる」と説明した。

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 Workatoではすでに、オーケストレーションと自動化を実現してきた。そこにAIを加えることで、2段目のオーケストレーション+AIにたどり着き、その後のAgentic AIの世界で、「ITリーダーがビジネス部門と連携し、真のビジネスパートナーになれる」(バッシ氏)という。

 そこに向けた取り組みとしてWorkatoでは、Genieの開発プロジェクトを実施。ビジネス部門のメンバーたちが集い、主要なKPIをもとにAgent Studioで28種類のGenieを開発している。

 その1つである「Campaign Genie」について、Workato CGO(最高成長責任者) リシ・マリック氏は、「私はパイプラインの充実と収益というミッションを持っているが、それらを実現するために多大な労力と繊細な技術を必要としていた。それに対しGenieが、絶大な成果を上げている」と評価した。

Workato, Inc. CGOリシ・マリック氏
Workato, Inc. CGOリシ・マリック氏

 Campaign Genieでは、メールの開封率が低い場合などに有効と思われる対策の選択肢を複数提示し、商談化率が低い場合はSFAから原因を分析、メールや会話のトーンや市場動向も踏まえて原因を明らかにし、戦略を構築するための示唆を出す。さらに、制約に至った案件の営業パターンを分析して最適なキャンペーンも提案し、リードの割り振りの調整まで行う。

 また、「CPQ Genie」は、Zoomで打ち合わせしたことを検知し、提案内容を作成する。デモを実施したWorkato シニアソリューションコンサルタント 山川敦也氏は、「CPQ GenieはSalesforceの情報やメールの内容から文面を読み取り、会話内容を分析して見積もりのフェーズと判断し、提案内容も考えてくれる。その際に何をディスカウントできるかも判断した上で、自動的に見積を作り承認まで回してくれる」と説明した。

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AI導入時の課題を解決するWorkato Enterprise MCP

 続いてディベロッパー基調講演に、再びCTOのセリグマン氏が登場。多くのAIプロジェクトが成果を出せていない理由として、「データの欠如とハルシネーション」「コンテキスト管理の不足」「エージェントが安全なアクションをとれない」という3つの技術的な課題を挙げ、それらの解決策として改めてWorkato Enterprise MCPを紹介した。

 「Workato Enterprise MCPはそれらの問題を解消する機能を提供する。すべてのデータベース、アプリケーション、プロセスをMCP Toolに変換でき、信頼されたアクションをクリック操作でスキルに変換し、それらをMCP Serverとして利用することができる」(セリグマン氏)

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 すでに100種類のアプリケーション向けMCPサーバーが構築され、開発者向けのサンドボックス上で無料で利用でき、MCP駆動のアプリケーションエージェントを構築できる環境が用意されている。さらに、複数のアプリケーションを連携させて必要な業務プロセスを実行する「Workato Enterprise Skills」も提供予定となっている。

 セリグマン氏は「Workato Enterprise MCPを使えば企業の中核でAIを活用できる。我々はあらゆるエージェントの開発をサポートするために、今後も投資を続けていく」と語り、自身の講演を締めくくった。

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Workato日本法人執行役員社長 アラン・テン氏
Workato日本法人執行役員社長 アラン・テン氏

 最後に、Workato株式会社 日本法人執行役員社長 アラン・テン氏が登壇。「今日のWoWは私たちにとって特別な瞬間となった。皆様がWorkatoを活用して組織の変革を推進している、さまざまな創造的な方法を見ることができた」と感謝の弁を語り、「皆様が最高の仕事ができるように、助力していきたい」と抱負を述べた。

 詳しくはWorkato社ホームページに開催概要やオンデマンド配信が掲載されるので、そちらも参照して欲しい。資料請求やデモ依頼などの詳細問い合わせも何なりとホームページから随時受け付けるとのことである。

提供      :Workato株式会社 企画/制作   :株式会社4X メディア&リード事業本部 営業部 掲載内容有効期限:2026年3月31日
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