いまビジネスにおいて、データは武器であり、またリスクであることを認識していない経営者はいないだろう。実際にデータを上手に経営戦略に活かせなければ、市場で勝ち抜く事は難しい一方で、そのデータの扱いをひとつ間違えば、企業活動の継続すら危うくなる状況に直面する。これは個人情報の漏えいや重要データの不正流出などによる直接的な経営へのダメージだけでなく、法的な罰則や訴訟リスクなどをイメージするとわかりやすいだろう。 そこで本セミナーでは、このように今企業が直面しているサイバーリスクを法的な視点から解説するとともに、インシデントにつながる一連の動きの捕捉するための仕組み、そもそも侵入されない・侵入されてもいち早く無害化するための仕組みなど、あらたに顕在化したデジタルデータ管理における企業がとるべき現実解について識者、プロフェッショナルの講演を通じて解説する。
本セミナーは、受付を終了させていただきました。
SESSION 1 13:30-14:15
データガバナンスとその法的位置づけ
企業活動において、情報セキュリティの占める位置づけは、非常に重要な役割を果たしています。企業活動は、保有する情報資産をどのように活用するか、というデータガバナンスの観点からとらえることができます。データガバナンスにおいて、インシデントが発生した場合に、企業にとっての法的適合性や社会に対する説明責任の観点から、どのように対応するかという問題は、きわめて重要な位置を占めます。このような観点から、具体的にセキュリティインシデントが発生した場合における対応や法的な要求事項を中心に、普段からどのようなことを心がけておくべきか、また、どのような体制を整備するべきか、ということを考えてみます。
弁護士法人駒澤綜合法律事務所 所長
プロフィール
弁護士法人駒澤綜合法律事務所・弁護士、株式会社ITリサーチ・アート代表取締役。情報セキュリティ/電子商取引の法律問題、特に、脆弱性情報の責任ある流通体制・ネットワークにおけるプライバシーとセキュリティのバランスなどを専門として研究する。著書に「シン・経済安保」「即実践!!電子契約」「デジタル法務の実務Q&A」「デジタル証拠の法律実務Q&A」「仮想通貨」(ともに共著)。Kindle出版として「電子署名法の数奇な運命」ほか。平成24年3月 情報セキュリティ文化賞を受賞。
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SESSION 2 14:20-14:50
データの暗号化だけでは不十分、利用者による「鍵管理」が重要です
データプライバシーの重要性が高まる中で、サイバー攻撃による個人情報や重要情報の流出被害が拡大しており、情報漏えい対策は必要不可欠となっています。
デジタル化によって扱うデータが急激に増え、多くの企業ではデータ保護対策に課題を抱えているのではないでしょうか。
本セミナーでは、組織全体で共通の暗号基盤を構築し、ユーザーの利便性を損なわずに様々な環境に保存されたデータの暗号化と鍵管理のソリューション「CipherTrust Data Security Platform(CDSP)」をデモを交えてご紹介いたします。 キヤノンITソリューションズ株式会社
プロフィール
ITエンジニアとして自社取扱いセキュリティ製品を中心に数多くの企業や団体に対し情報システムの設計・構築に携わる。最近は、暗号化を中心とした新たなセキュリティ製品の技術検証やインフラ基盤の提案を行っている。
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SESSION 3 14:55-15:25
サイバーリスクへの法規制に備える、検知と証跡保存を一度にかなえる方法とは
サイバー攻撃を受けて企業名が公表されてしまう例が依然として後を絶ちません。情報を漏えいしてしまった場合に必要となる対策が法規制の整備により明確化されている中で、侵入される前提で自社の状況把握を徹底することが求められています。攻撃者に標的にされてしまった場合に侵入をスピーディに見つける方法とは、また、何が起きたかを過去に遡って知る方法とは。RSA NetWitness Networkを使った解決方法をご紹介します。
キヤノンITソリューションズ株式会社
プロフィール
2009年、キヤノンITソリューションズ株式会社入社。
ウイルス対策ソフトのサポート業務を担当。2012年からウイルス対策ソフトのプリセールスとして、提案活動に従事。 多数の大型案件の受注のほか、「日経コンピュータ顧客満足度調査 2022-2023」セキュリティー対策製品部門で10年連続の1位獲得にも貢献。情報処理安全確保支援士。 |
※プログラムは、予告なしに内容を追加や変更することがございます。ご了承ください。
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