アプリケーション・セキュリティに関する調査は、CNET Japanが選定したモニター読者対象に、2006年2月27日から約2週間をかけて実施した。調査の目的は、企業における情報セキュリティの脆弱性対策の現状を明らかにし、将来求められる対策ニーズを探ることにある。最近のセキュリティ・インシデントの傾向として、アプリケーションを狙った脅威(SQLインジェクションなど)が増していることから、今回は、アプリケーション・レベルの脆弱性に焦点を当てている。また、国内外を問わず開発段階でのセキュリティ対策は未成熟な分野のひとつであるため、開発・テストに求められる脆弱性対策についても言及している。
同調査の有効回答数は200件、回答者のプロフィールは図Aに示すとおりとなった。なお、今回行った調査におけるCNET Japanのモニター読者は、そのすべてがITの技術者や研究者である。
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