今日ではモノのデジタル化と相互接続性の進化により新たなセキュリティー・リークのリスクが高まっています。
また世界中では、ほぼ3 人に1人がインターネットを利用しており年間で作成および複製される情報量 (デジタル・ユニバース) は2年ごとに倍増しています。そしてデータ量が増加しているだけでなく、デジタル資産の拡散が進み、その換算価値も高まっています。具体例をあげますと顧客機密情報、知的財産、さらには主要な装置類の制御システムさえも次第に電子化されています。
そうした中で情報セキュリティーは高度に進化し続けていますが、新規テクノロジーの普及によりエンタープライズ・セキュリティーに抜け穴が生じるため、ネットワークへの攻撃や情報の窃取は間違いなく容易になってきています。
さらに、損害は標的とされた企業だけに止まらず、顧客、関連業界、さらには世界の政府機関など、関連するすべての人々や組織に連鎖的に影響を及ぼす恐れがあります。
2011 年 12 月にハッカー集団「Anonymous」が ストラトフォー・グローバル・インテリジェンス・サービス社に不正に侵入し、4,000人近くの顧客のクレジット・カード情報やパスワード、自宅住所を窃取した攻撃がその例として挙げられ
ます。被害者の多くは大手金融機関、軍隊組織、人道支援団体に所属しており、事件は政治的、社会的に動機づけられたもので、この攻撃は標的とされた1企業をはるかに超えて甚大な損害をもたらしました。
クラウド、モバイル、ソーシャル・ビジネス、ビッグデータなどの出現により、ビジネス範囲は広がり続け、境界は次々と消失しています。その結果、極秘情報や専有情報、事業継続性、財務の安定性、ブランドの評判、さらには政府機関の統制までもが脅かされるリスクは確実に増加してきています。この新たな現実に対応するために、組織の防御はよりスマートで、よりインテリジェントなシステムへと進化せざるを得なくなっています。それはまた、多様で補完し合う、広範囲なデータセット全体の可視性を高めるような高度な分析能力を、リアルタイムで使用できる新しいインフラストラクチャーを必要とするシステムといえます。
本書では、こうした新たに顕在化したセキュリティー課題に対し企業がどのように対応をすべきか、その傾向と対策をまとめた内容となっております。
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