赤外線通信搭載機器が急増 デバイス売上1200億円、総出荷数約3億個の大台に

主要の日本・アジア市場にむけて、IrDA役員を改選

赤外線データ協会(IrDA)

2006-11-08 00:00

赤外線データ協会(IrDA)(www.irda.org)は、協会メンバーである、アバゴ・テクノロジーズ社、ITX イー・グローバレッジ社、ビシェイ・オプトエレクトロニックス社の後援のもと、10月に早稲田大学にて定期総会を開催。その総会において、最新の赤外市場調査報告書が発表された。1999年から2005年のデータを集積したこの報告書によると、2005年のデバイスの売上額は1200億円、出荷総数が約3億個というこれまでにない数字に達したと報告。特にアジア圏にて、携帯端末を中心にIrDA対応製品の普及が急増をしていることを指摘。これは、低コストで高速、かつ安全にデータ通信の可能な赤外通信の利便性が再評価されてきていることを表していると報告している。 世界全体の赤外線市場を分析したこの報告書は、さらに地域別、市場、製品別と詳細にわたり分析および予測が含まれており、世界全体にメンバーを持つIrDAによる徹底した市場報告書といえる。〔詳細はIrDA協会のホームページ(www.irda.org) にて参照。)

また、同協会は、特に市場拡販及び需要が急増しているアジア市場に円滑に対応するため、定例である各委員会役員の、再選抜に際し、アジアからのメンバーを幹部職に抜擢し、さらにアジアマーケットを中心に拡販活動を繰り広げていく体制を示した。

改選後の新役員は下記の通り。(任期は就任より2年間)

会長           北角 権太郎   (ITX イー・グローバレッジ、日本)
副会長 アジア地区    Sanjay Krishnan (アバゴテクノロジー、シンガポール)
副会長 ヨーロッパ地区  John Earley  (スーパーゴールド、イギリス)
副会長 アメリカ地区   Jim Toal (ビシェイ・オプトエレクトロニクス・ アメリカ)
会計理事         Ron Brown  (IrDA)
幹事           Daphne Terrell (IrDA)

改選後の新委員会役員は下記の通り。

マーケティング委員長   魚山 喜明    (OI テクノロジーズ、日本)
テクニカル委員長     Joerg Angerstein (ビシェイ・オプトエレクトロニクス、ドイツ)
テクニカル副委員長(ハードウェア)
Wee-Sin Tan (アバゴテクノロジー、シンガポール)
テクニカル副委員長(ソフトウェア)
直江 仁志     (シャープ、日本)

テスト・インターオペラビリティ委員長 
Keming Yeh (ACTiSYS、台湾/アメリカ)
テスト・インターオペラビリティ副委員長 (テスティング)
魚山 喜明     (OI テクノロジーズ、日本)
テスト・インターオペラビリティ副委員長 (インターオペラビリティ)
岩崎 達夫     (OIテクノロジーズ、日本)

また、IrDA創立以来、赤外線データ協会の普及に携わっている松本充司教授(早稲田大学)は、赤外線標準、学術界及びIrDA内の幹部の監査顧問に任命された。これにより、他の学会との連携がさらに強化されると同時に今後大学間での赤外線技術研究及び開発に対して大きな貢献をもたらすことが期待される。

赤外線データ協会(IrDA)について
赤外線データ協会(www.irda.org、IrDA)は、グローバルでインターオペラブル、且つ低コストの赤外線仕様規格を策定するために、1993年に設立された国際団体である。現在世界中で10億を超える赤外線デバイスが使用される中で、当協会は無線通信仕様のリーダー的役割を占めている。
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