川崎マイクロエレクトロニクス、業界初のMIPS32(R)24Kf(TM)ベースのLSIを開発 デジタル家電のさらなる低価格化、普及に大きな貢献

CPUとアプリケーション回路をASIC化することにより、デジタル家電、事務機器、ネットワーク機器の高性能化、開発期間短縮、コスト削減を実現

川崎マイクロエレクトロニクス株式会社/ミップス・テクノロジーズ社 2005年09月30日

高機能ASIC(特定用途向け集積回路)専業メーカーである川崎マイクロエレクトロニクス株式会社(本社:千葉市、社長山内由紀夫、以下川崎マイクロ)およびミップス・テクノロジーズ社(NASDAQ:MIPS、日本支社:東京都港区、支社長:中上 一史、以下ミップス・テクノロジーズ)は、両社の協力により、SoC(システム・オンチップ)向けにMIPS32(R)24Kf(TM)ベースのLSI 「Topaz」(トパーズ)を開発いたしました。

Topazは、CPUとアプリケーション回路の一体的設計を可能とするLSIで、処理能力の極めて高いCPUを必要とするプリンタ/MFP、PON ONU/OLT、セットトップボックス、ルータやストレージデバイスなどのアプリケーションの開発をより容易かつスピーディに実現します。従来複数チップで賄っていた機能が1チップで実現することから、デジタル家電、事務機器、ネットワーク機器の高性能化、開発期間短縮、コスト削減を大きく推進します。特に部品コストの圧縮が大きな課題となっているデジタル家電分野では、高機能とコストダウンの両者を兼ね備えるソリューションとして採用が期待されています。

■設計期間短縮やコスト削減を実現する、業界期待のMIPS32 24Kfプロセッサ

24Kfバージョンを含むMIPS32 24Kコア・ファミリーは、32ビット・シンセサイザブル・コアの中では最高の周波数である400MHzから550MHz(0.13μmプロセス時)を達成するだけではなく、設計期間の短縮や製品コストの削減も実現しています。なかでも、MIPS32(R) 24Kf(TM)をベースとするLSI は、業界においてその誕生が期待されていました。
Topazは、話題のMIPS32 24Kfプロセッサを中心に、SafeNet(R)SafeXcel(TM)セキュリティエンジンなどの高機能ブロック群をはじめ、オンチップSRAM、フラッシュメモリコントローラ、DMAインターフェース、割り込みコントローラ、タイマーなどの周辺回路ブロック群をSonics SiliconBackplane(TM)やSonics3220(TM)SMART Interconnects(TM)で相互接続しSoCを実現したものとなっており、組み込んだ製品に関して、異なるインターフェースやバス間の接続を意識せずに開発可能であることから、ユーザー側の開発期間の短縮化とコスト削減、高機能化を実現します。

●川崎マイクロエレクトロニクス 副社長吉清 恭一のコメント:
「Topazは、MIPS32(R)24Kf(TM)をベースとするLSIとしては業界の先駆けとなるものであり、同時に当社のこれからのSoCビジネスの基礎となる重要な材料でもあります。Topazを利用することにより、お客様はCPU周りの設計から開放され、アプリケーションに特化した回路の設計に集中することができます。今回TopazとともにSDRAM、FPGA等を搭載するTopazボードも同時開発しました。お客様は、アプリケーション回路をFPGAに組み込んで事前に機能・性能評価を行うこともできますし、SoCとして1チップ化されたASICが出来上がる前から実動作環境下でソフトウェア開発を進めることもできます。」

●ミップス・テクノロジーズ、ワールドワイド・セールス担当副社長ジャック・ブラウンのコメント:
「24Kfプロセッサ・コアを使用した川崎マイクロエレクトロニクス社のTopazプラットフォームは、非常に高い性能を必要とする最先端アプリケーション向けの理想的な設計環境です。競争の激しい市場環境の中で、様々な製品展開を迅速に行うことはとても重要なことであり、私たちの顧客にとって、MIPS-BasedのTopazプラットフォームを使用することは、確実に有益なことでしょう。私たちは、彼らがMIPS32(R)24Kf(TM)ベースのシリコンを提供する初のライセンシーであることを嬉しく思うとともに、400MHz動作周波数を達成したことに賛辞を送ります。」

■MIPS32 24Kコア・ファミリーについて
MIPS32 24Kコア・ファミリーは、ブロードバンド・アクセス、ワイヤレス、ネットワーク、デジタルテレビやオフィス・オートメーションなどの生産数量の多い応用分野をターゲットとしています。このコア・ファミリーは、24Kc™、24Kc Pro、24Kfおよび24Kf Proによって構成されています.24Kシンセサイザブル・コアは、様々なプロセス技術に対応しています。TSMC社の0.13Gプロセスを使用した場合、400MHz以上の動作周波数、また、高性能0.13 LV-OD low-Kプロセスを使用した場合は、32ビットのシンセサイザブル・コアとしては組み込み市場最高の625MHz以上の動作周波数を達成します。更に、24Kコア・ファミリーは、SoC業界では最高のJava性能を提供していることで知られており、625MHz動作周波数の場合、5000 Embedded CaffeineMark 3.0を達成しています.また、この24Kfコアは、1300 Iterations/MHz以上のEEMBC Basic浮動小数点スコアが認証された高性能IEEE 754互換の浮動小数点演算ユニットを搭載しています。また、業界の大手ベンダーから供給されているテイラードSOC設計手法、Open Core Protocol (OCP) インターコネクト構造、標準ライブラリやオンチップ・メモリにより、インタレクティブテレビ、セットトップ・ボックスやDVDプレイヤーなどのコンシューマ・アプリケーションに最適なプロセッサ・コアの優位性として重要な開発期間の短縮を可能になります。

■ミップス・テクノロジーズ社について
米カリフォルニア州マウンテンビュー市に本社を持つ、ミップス・テクノロジーズ社は、デジタル家電およびネットワーク・アプリケーション用の業界標準プロセッサ・アーキテクチャおよびコアを提供するリーディング・カンパニーです。同社は、32ビット及び64ビットのエンベデッドRISCソリューションを提供する最大のアーキテクチャ・アライアンスを形成し、半導体企業、ASICベンダー、およびシステムOEMに自社の持つ知的所有権をライセンスしています。同社とそのライセンシーは、スタンダード、カスタム、セミカスタム、および特定用途の製品に使われる確実でスケーラブルなプロセッサを、幅広く提供しています。
詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照ください.
(リンク »)
日本語のウェブサイト  (リンク »)

■川崎マイクロエレクトロニクス株式会社について
川崎マイクロエレクトロニクス株式会社(以下、川崎マイクロ)は、先端的にしてリーズナブルな価格のASICソリューションを提供しているLSIベンダーです。川崎マイクロの先進的なコア技術と世界的にもハイレベルなデザイン・サポートは、コンシューマ製品やパソコン、OA機器、ネットワーク機器、無線関連、ストレージ製品等に採用されています。川崎マイクロの製品シリーズはグローバルに展開しており、お客様が競争力の高いソリューションをスピーディに導入できる環境をご用意しています。また、さまざまな標準化団体にも積極的に参加を図っており、Wi-Fiアライアンス、ネットワーク・プロセシング・フォーラム(NPF)、オプティカル・インターネットワーキング・フォーラム(OIF)、PCI スペシャル・インタレスト・グループ(PCI-SIG)、USB インプリメンターズ・フォーラム、MPEG-4 インダストリー・フォーラム(MPEG4IF)、モバイル・コンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)、デジタル・ディスプレイ・ワーキング・グループ(DDWG)、SD カード・アソシエーション(SDA)、OCP インターナショナル・パートナーシップ(OCP-IP)等のメンバーとして名を連ねています。川崎マイクロエレクトロニクスのデザインセンターは、幕張本社、台北、サンノゼ、ボストンにあります。
詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照下さい。
日本語のウェブサイト  (リンク »)

「MIPS」、「MIPS32」「24K」、「24Kc」および「24Kf」はMIPS Technologies, Inc.の登録商標もしくは商標です。その他の商標は全て各企業の商標もしくは登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

Topazボード

関連情報へのリンク »

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

SpecialPR

  • ビジネスの継続的な成長を促す新たなITのビジョン

    多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!