報道発表資料翻訳
2012年6月14日
[2012年6月6日 米国オレゴン州ビーバートン発]
テクトロニクスは、MDO4000シリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープを、ワシントン州シアトルのワシントン大学に寄贈したことを発表しました。世界で初めてスペクトラム・アナライザ機能を統合したオシロスコープMDO4000シリーズの寄贈により、センサ・システム研究所による深海無線電力伝送など、さまざまな研究プロジェクトを支援します。
テクトロニクス、チーフ・テクノロジ・オフィサ(CTO)のDr. Kevin Ilcisinは、次のように述べています。「ワシントン大学センサ・システム研究所の研究は、MDO4000シリーズの革新的な機能を十分に活用できます。同研究所の設計では、アナログ・センサ、組込み回路、無線制御信号などコンポーネント間で複雑なやりとりを行うため、MDO4000シリーズの時間ドメイン、周波数ドメイン信号の時間相関をとる測定により、デバッグや検証をより簡単に行えます。世界規模の研究機関でもあるワシントン大学に何年にもわたって計測器を寄贈することで、最新の研究を支援できることをうれしく思います」
ワシントン大学に寄贈されたMDO4104-6型は、アナログ周波数帯域1GHz、最高サンプル・レート5GS/sのオシロスコープ機能と、4つのアナログ入力、16のデジタル入力、50kHz~6GHzレンジのRF入力を1つ装備しています。
ワシントン大学、コンピュータ・サイエンス/エンジニアリング、電気エンジニアリングの准教授であるJoshua R. Smith氏は、次のように述べています。「センサと電力伝送においてRF信号を使用するいくつかの大きなプロジェクトでMDO4000シリーズを使用し、より迅速に研究を進めることができます。寄贈されたテクトロニクスに大いに感謝するとともに、MDO4000シリーズを無線研究におけるテスト・ベンチの中心に据えることを楽しみにしています」
2011年8月30日に発表したMDO4000シリーズは、オシロスコープとスペクトラム・アナライザの機能を1台に統合した計測器です。これにより、新たにスペクトラム・アナライザを 導入したり、使い方を習得し直したりすることもなく、使い慣れたオシロスコープ上で周波数ドメインの測定ができます。
また、一般的なスペクトラム・アナライザでは対応できない、アナログ/デジタル/シリアル・バス信号とRF信号を時間相関をとって取込みデバッグすることもできます。別々の計測器を使用した場合、異なったドメイン間で信号の相関を正確にとることはほとんど不可能です。MDO4000シリーズが提供する革新のテスト手法は、最新の無線機能が統合された設計における、一般的なデバッグ課題を簡素化できます。例えば、シリアル・バスにコマンドが発行されてからRFパワー・アンプがオンになるまでの時間など、新人のエンジニアでは時間のかかった作業も簡単に測定できます。
ワシントン大学は、3箇所のキャンパスに92,000人以上の学生が学んでいます。指導方針、研究内容などについては、ウェブ・サイト(www.washington.edu)をご覧ください。
テクトロニクスについて
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(www.tektronix.com/ja)をご覧ください。
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