Osaka, June 6, 2013 - ( JCN Newswire ) - 株式会社モリタホールディングスの100%子会社、株式会社モリタ(本社:兵庫県三田・東京、代表取締役社長:中島正博)は、このたび海水・淡水ともに対応可能なA火災用泡消火薬剤「ミラクルフォームα+(PLUS)」の販売を開始いたしました。このA火災用泡消火薬剤は、混合濃度1%で、海水でも十分に発泡性能を有し、さらには環境にも配慮した画期的な製品です。今年度のCAFS車生産分より積載するとともに単品発売も開始いたします。
モリタでは、2007年に少量の水で消火能力を発揮できる画期的な消防車「Miracle CAFS Car」を開発。CAFS車はその有効性を高く評価され、今日まで約700台を自治体等へ納入しております。CAFS車で使用するA火災用泡消火薬剤については、消火性能はもちろん、消火後の環境影響も考慮し、天然成分由来の界面活性剤を主成分とし、高い評価を得ておりましたが、使用できる水は淡水のみでした。
一方で、東日本大震災の火災では、消火栓ならびに、河川水の使用が困難となり、CAFS車で海水での泡消火を試みましたが、A火災用泡消火薬剤は淡水専用のため、十分に発泡しなかったという消防隊員の生の声が届きました。そこで、海水でも十分な発泡性能を有するA火災用泡消火薬剤の開発に着手しました。着手から約1年、天然成分由来の界面活性剤の配合比率や独自の前処理工程を施すことで、海水でも十分に発泡性能を有するA火災用泡消火薬剤「ミラクルフォームα+(PLUS)」が誕生いたしました。なお、「ミラクルフォームα+(PLUS)」は、これまでと同様、混合比率1%で水と変わらない飛距離、燃焼物の冷却および再燃を防止する効果も非常に優れたA火災用泡消火薬剤です。
当社は、これからも消防隊員の負荷を軽減する消火戦術ならびに使用後の環境影響も考慮したモノづくりに注力することで技術を進化させ、地域社会の安心・安全につながる製品開発に邁進いたします。
■ A火災用泡消火薬剤「ミラクルフォームα+(PLUS)」の特徴
- 国家検定合格品です。
- 海水・淡水でも十分に発泡し、災害時に水を選びません。
- 水を無駄なく有効活用できるのはもちろん、天然成分由来の原料である界面活性剤を使用しているため、環境にやさしく、消泡も速いので鎮火後の現場検証などもスムースに行なえます。
- 水と変わらない飛距離を持ち、延焼物への浸透がよく、冷却作用によって再燃を防止する効果が高いです。
- 水蒸気の発生が少ないので視界を遮らずに消火活動ができます。
■ A火災用泡消火薬剤「ミラクルフォームα+(PLUS)」の諸元
種別: 泡消火薬剤
型式: 合成界面活性剤泡(A火災用泡消火薬剤)1%(-10度~+30度)
使用温度範囲: -10度~+30度
型式番号: 泡第24~10号
組成: 界面活性剤、可溶化剤、防腐剤、水
内容量: 20リットル
容器: ポリ缶
推奨する使用期限: 4年
標準販売価格: 21,000円(税別)
■ 環境への配慮
他のA火災用泡消火薬剤、または家庭用洗剤(ドデセン-1-LAS)よりも、さらに高い生分解度(物質が微生物によって分解される性質のこと)を確保。環境ホルモンや重金属などの有害物質やPFOS(化学物質の審査及び製造などの規制に関する法律で規制対象の物質(有機フッ素化合物))を含んでいません。
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