DigInfo TV: 宮城県岩沼市、宮脇方式による森創造プロジェクトを開始 (ビデオ)

株式会社デジタイズドインフォメーション

From: JCN Newswire

2013-06-18 20:00

Tokyo, June 18, 2013 - ( JCN Newswire ) - 宮城県岩沼市は宮脇方式による森創造プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは今まで国内外1,700カ所で4000万本を越す植樹を行ってきた横浜国立大学名誉教授の宮脇昭氏の提案する植樹方式を採用しています。

宮脇氏は以下のように言っています。"60数年現場で調べると、今、1億2800万人の92.8%が住んでいるところで、常緑で深根性、直根性の樹からなる森は、鎮守の森を含めて、残っているのは日本国土のわずか0.06%にしか過ぎません。"

東日本大震災で宮城県岩沼市は多大な被害を被りました。宮脇氏は次の災害に備える為に、複数の樹木を混植・密植し自然淘汰を促すことで、管理を必要としない森を作りだす事を提唱しています。岩沼市は宮脇氏の考えを取り入れ次の災害に備えるための「千年希望の丘プロジェクト」を立ち上げました。

井口経明岩沼市長は次のようにコメントしています。"この被災地をどうやって復興させるかが大きな課題でした。その中で未来永劫残るものとして「千年希望の丘プロジェクト」を立ち上げました。この目的は一つには津波を抑え、威力を削ぐ、そしていざと言う時に避難場所として使う、また普段は子供達に遠足で来てもらい命を守る事を学習してもらえる場所として活用したいです。同時にメモリアルパークとして千年先まで今回の悲劇を受け継いでいく場所にしたいです。 いろいろ制約はありましたが廃棄物の有効活用を具現化したいとの思いもありこれを作りました。"

今までの防潮林はアカマツ、クロマツなど一種類による林が中心でした。しかし、根の浅いマツなどは津波で根こそぎ流され、機能しませんでした。

宮脇氏は震災で大量に発生したガレキから毒や分解不能なもの以外を資源として有効利用することを提案しました。選別されたガレキを穴を掘って埋め、土と混ぜ山を作り、さらに土を被せてマウンドを作ることで植樹する為の植樹地を作ります。

植樹にあたっては、土地本来の潜在自然植生に合わせた、深根性、直根性で、根が真っすぐ地中に伸びる主木群を選択します。主木群の他に森を構成するいろいろな種類の植物の苗を1平米あたり3から5本植えます。2--3年は草取りを必要としますが、その後は管理不要になります。そして、植樹後20年で豊かな森が出来あがり、世代交代を重ねながら次の氷河期が予想される9,000年後までは保たれます。

森は緑の壁として機能し、マウンドを高くする事で、高い津波も防ぐ効果をもたらします。マウンドは津波のエネルギーを減少させることで、津波の水位と速度を下げ、人々や財産が助かる可能性を高めます。

"今では先見性の企業のトップの決断で宮脇方式の森を国内、海外で作ってきました。現地調査を含めて38カ国。植えたのは4大陸です(アフリカ、アジア、オーストラリア、南米)。砂漠の緑化と言いますが、地球上の砂漠の2/3は人間に作られました。そこでは現地調査ができます。残りの10%くらいの絶対砂漠では森はできません。絶対砂漠はそのまま残すべきです。しかし人間によって破壊されたところは可能です、"と宮脇氏は語りました。

宮脇氏の地道な環境に関する取り組みに関心を寄せるプライド・ワン・エンターテイメントの芥川保志氏は、映画を通じ宮脇氏の森作り運動を支援していくことを考えています。

芥川氏は次のように述べています。"宮脇先生の偉業を世界中の人に知ってもらいたい。それを可能にする方法として映画化を考えています。現在、日本を代表するような俳優さん、脚本家、映画のスタッフなどをそろえ、先生の人生を表現してみたいと思います。私たちは危機をチャンスに生き延びてきました。ですから必ず襲う次の自然の危機に生き残れるよう今すぐどこでもできること、それは命の森を作り、ノウハウを日本から世界に発信したいです。21世紀の森を日本から世界に発信し、世界から評価されるよう、危機をチャンスに頑張って行きたい。"

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