SODERN 社は、e2v の CCD47-20 イメージセンサーを同 ATV 向けの 2 つの主要システムの一部として採用しました。うち、SED16 スター トラッカーは、恒星に対する相対位置を計測することで宇宙船の方向を決めるための光学デバイスです。一方、Videometer は、SODERN 社が開発したシステムであり、宇宙船のランデブーおよびドッキング用の主要センサーです。主要契約者 Astrium 社の下で製造された 3 号機までの ATV (「ジュール・ヴェルヌ」、「ヨハネス・ケプラー」、「エドアルド・アマルディ」) もこれらの e2v イメージセンサーを搭載し、それぞれ 2008 年、2011 年、2012 年のミッションを完遂しています。
アルベルト・アインシュタイン ATV は、フランス領ギアナからアリアン 5 ロケットによって軌道に投入され、高度 360 km の ISS に約 7 トンもの物資を届けました。同 ATV は、過去最高の無人宇宙船であり、独自の推進力と高精度ナビゲーション システムを備えています。e2v のイメージセンサーは、自動的に ATV を ISS にドッキングできるようにガイドし、高い精密さが求められる接近およびドッキング操作で重要な役割を果たします。ATV は、ISS から 249 m の距離に近づくと、7 cm/秒にまで減速します。ISS には、常駐する宇宙飛行士のために装置、燃料、予備部品、食料、空気、水が頻繁に運ばれる必要があります。無人 ATV は、ISS への補給品の運搬に不可欠であり、さらにステーションに結合されたままリブーストと姿勢制御を行います。ISS から分離されると、南太平洋の無人地帯上空の大気圏に突入して燃え尽きるように制御されます。
e2v の営業部長 Jon Kemp は次のように述べています。「アルベルト・アインシュタインは、宇宙への打ち上げが行われた 4 番目の ATV です。e2v のイメージセンサーは、ISS への ATV のドッキングを成功させる上で重要なコンポーネントであり、搭乗している宇宙飛行士に不可欠な液体およびそれ以外の貨物を供給します。」
ESA の ATV のイメージ: (リンク »)
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