この賞は、子どもたちの読書意欲を高め、読書活動をさらに推進することをめざして2010年の国際読書年に創設した賞です。世界中には「大人が選ぶ」子どもの本の賞はたくさんありますが、この賞はそれらの賞とは違い、「子どもが本当に支持している本を、子ども自身が選ぶ」という全国でもたいへん珍しい取組です。
授賞式は、11月2日(土)、箕面市立メイプルホールで子どもたち自身の運営のもと行われ、受賞作家を招いた講演などを予定しています。また、各学校へのオーサービジット(受賞作家などの学校訪問)も行う予定です。
1.受賞作品
箕面市は、「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」にノミネートされた本の中から、約1万人の小中学校の子どもたちが投票した結果をもとに、絵本賞・作品賞・主演男優賞・主演女優賞・ヤングアダルト賞の受賞5作品を決定しました。
<各部門受賞作品>
絵本賞 としょかんねずみ ダニエル・カーク 作 わたなべてつた 訳(瑞雲舎)
小学校1~2年生による投票 1,101票/2,603票中
作品賞 黒い本 緑川聖司 作 竹岡美穂 絵(ポプラ社)
小学校3~6年生による投票 1,739票/5,149票中
ヤングアダルト賞 卒業ホームラン 重松清 著(新潮文庫)
中学校1~3年生による投票 1,024票/2,824票中
主演男優賞 「ノエル先生としあわせの クーポン」のノエル先生 シュジー・モルゲンステルン 作 西村敏雄 絵(講談社) 宮坂宏美 佐藤美奈子 訳
小学校3~6年生による投票 1,632票/5,091票中
主演女優賞 「魔女の宅急便」 のキキ 角野栄子 作 林明子 画(福音館書店)
小学校3~6年生による投票 1,867票/5,056票中
2.「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」概要
「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」は、子どもたちの読書意欲を高め、読書活動をさらに推進することをめざして2010年の国際読書年に創設した賞です。世界中には「大人が選ぶ」子どもの本の賞はたくさんありますが、この賞はそれらの賞とは違い、「子どもが本当に支持している本を、子ども自身が選ぶ」という全国でもたいへん珍しい取り組みです。
「箕面市では、平成4年から市立小・中学校に専任の学校図書館司書の配置を始め、平成10年に全小・中学校への配置を完了し、全国に先駆けて子どもたちの読書活動を推進してきました。全ての市立小中学校の子どもたちが参加するこのような取り組みは、専任の学校図書館司書を配置し、日頃から子どもの読書活動をサポートしている箕面市だからこそ実施できる取り組みです。
昨年度からは、市内私立小・中学校もこの取り組みに参加するなど、読書活動が広がっています。
6月にノミネートされた作品を子どもたちが夏休みを利用して読み、9月に小・中学校で投票を行った結果、この度5部門の受賞作品が決定しました。
3.「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」決定までのスケジュール
6月 ノミネート本発表
・昨年子どもたちに支持された本の中から、学校・図書館司書、司書教諭らで構成された実務者会でノミネート本を選出
7月~8月 各学校等でノミネート作品の紹介
・ブックリスト(推薦本の紹介)や読み聞かせなどにより子どもたちに紹介
・夏休みには、各市立図書館に「アカデミー賞コーナー」を設置
9月上旬 市内小・中学校の子どもたちが、部門ごとに投票
9月中旬 各部門受賞作品決定
・「主演男優賞」「主演女優賞」は、作品の主人公を選ぶ賞です。
11月2日(土) 授賞式
・11月2日(土)に、箕面市立メイプルホールの大ホールで、子どもたち自身の運営による授賞式を開催し、受賞作家による記念講演等を予定しています。
・その後憧れの受賞作家等による市内小・中学校への訪問(オーサービジット)も予定しています。
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