2013年日本法人向けネットワークサービス顧客満足度調査

株式会社ジェイ・ディー・パワー アジア・パシフィック

From: 共同通信PRワイヤー

2013-10-16 13:30

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2013年10月16日

株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック

株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック
2013年日本法人向けネットワークサービス顧客満足度調査

報道用資料:
新サービス「レイヤー2/3混合VPN」がCS向上を牽引
2013年日本法人向けネットワークサービス顧客満足度調査

<当資料の要約>
●回線品質を中心に市場全体で満足度が向上。各社投入の『レイヤー2/3混合VPNサービス』が満足度向上を牽引。
●大企業市場ではKDDIが満足度第1位。SMB市場では中部テレコミュニケーションが8年連続の第1位。

CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木郁、略称:J.D. パワー)は、2013年日本法人向けネットワークサービス顧客満足度調査の結果を発表した。

当調査は、通信事業者が提供するIP-VPNや広域イーサネット、インターネット接続サービスといった固定系の法人向けネットワークサービスに対する顧客満足度を明らかにするものである。今年は全国の従業員規模50名以上の企業を対象に6月から7月にかけて郵送調査を行った。当調査では、従業員数1,000人以上の企業を対象とした大企業市場と、従業員数50人以上1,000人未満の企業を対象としたSMB(中堅・中小企業)市場の2つの市場に分けて調査を行っており、大企業市場で435社、SMB市場では4,262社から回答を得た。尚、当調査では1回答社から最大2つの通信事業者の評価を得ており、評価件数は大企業市場で625件、SMB市場で5,396件となっている。

顧客満足度の測定にあたってはネットワークサービスにおける総合的な顧客満足度に影響を与えるファクター(領域)として、「サービス内容/品質」、「障害・トラブル対応」、「営業・導入対応」、「コスト」の4つのファクターを設定し、各ファクターにおける複数の詳細項目に対する顧客の評価をもとに総合満足度スコアを算出している(1,000 ポイント満点)。

ネットワークサービスの顧客満足度は昨年から向上が見られている。特に総合満足度に最も大きい影響度を持つ「サービス内容/品質」ファクターでは両市場全体で10ポイントスコアが上昇した。”障害・トラブルの少なさ”や”スループット”といった項目の評価が向上しており、業界全体で通信品質の向上・改善が進んでいると見られる。

ネットワークサービス別に見ると、近年、大手通信事業者を中心に商品投入が進んでいるレイヤー2/3混合VPNサービス(※)が今回のスコア上昇を大きく牽引している。同サービスはIP-VPNや広域イーサネットといった現在主流のWANサービスと比べて回線品質やコストに対する満足度が突出して高い。「サービス内容/品質」ファクターの評価は平均で708ポイント、「コスト」ファクターの評価は615ポイントと他のWANサービスよりも40ポイント~70ポイント前後高い評価を得ている。またその利用率も大企業を中心に昨年から増加しており、この新たなWANサービスはネットワークの広帯域化とコスト低減の実現という企業が抱えていた2大命題の解決策として、その役割を十分に発揮していると考えられる(【図1】【図2】)。

一方でネットワークにおける今後の課題を見ると大企業、SMB(中堅・中小企業)ともに「ネットワークの高速化・広帯域化」および「ネットワークコストの削減」を挙げる企業は依然として多い。「高速化・広帯域化」は共に4割前後、「ネットワークコスト削減」はSMBでは4割弱、大企業では5割が課題にしており、今後もこのような回線サービスの開発や導入提案の促進による業界全体のCS向上が望まれる。

(※)レイヤー2/3混合VPNサービス:
代表的なサービスとしては、中部テレコミュニケーション「CTC Virtual Switch LINK」、富士通「FENICS ビジネスWVS」、KDDI「KDDI Wide Area Virtual Switch」、ケイ・オプティコム「イーサネットVPNワイド アドバンス」、NTTコミュニケーションズ「Arcstar Universal One」、ソフトバンクテレコム「ホワイトクラウド SmartVPN」が該当(社名アルファベット順)

◆大企業市場ではKDDIが第1位。SMB市場では中部テレコミュニケーションが8年連続第1位◆

大企業市場における総合満足度ランキングは、ランキング対象となった5社中、KDDIが第1位となった。総合満足度スコアは648ポイントとなり、昨年から大きく評価が向上している。ファクター別の評価では「サービス内容/品質」および「営業・導入対応」の2つのファクターにおいて他社を上回るトップ評価となっており、また「コスト」ファクターにおいても平均を上回る評価を得ている。第2位はソフトバンクテレコム(622ポイント)で、同社は「コスト」ファクターでトップとなった。第3位はNTTコミュニケーションズ(603ポイント)となった。

SMB市場では、ランキング対象となった10社中、中部テレコミュニケーションが8年連続の総合満足度第1位(総合満足度スコアは649ポイント)となった。ファクター別評価では、「サービス内容/品質」および「営業・導入対応」、「コスト」の3つのファクターで平均を大きく上回る評価を得ており、中でも「営業・導入対応」は他社を大きく上回るトップのスコアとなっている。第2位は九州通信ネットワーク(648ポイント)が僅差で続いた。同社は「サービス内容/品質」および「コスト」ファクターでトップ評価となった。第3位はNTTPCコミュニケーションズ(609ポイント)となった。

*J.D. パワーが結果を発表する調査はすべてJ.D. パワーが第三者機関として自主企画により実施したものです。

<株式会社J.D. パワー アジア・パシフィックについて>
当社は米国J.D. パワーの日本を含むアジア地域でのビジネスの拠点として1990 年に設立された。自動車業界を始め通信、IT、金融、保険、トラベルなど様々な業界において顧客満足に関する調査やコンサルティングを実施している。尚、J.D. パワーではシンガポール、北京、上海、バンコクに拠点をもち、日本、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、台湾、タイ、ベトナムで調査を実施している。会社概要や提供サービスなどの詳細は当社ウェブサイトまで。
(リンク »)

<J.D. パワーについて>
マグロウヒル・フィナンシャルの一部門であるJ.D. パワー(本社:米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ)は、パフォーマンス改善、ソーシャル・メディア、顧客満足に関するインサイトとソリューションを提供している国際的なマーケティング情報サービス企業である。数百万人の消費者からの回答をもとに品質や顧客満足度に関する調査を毎年行なっている。

<マグロウヒル・フィナンシャルについて>
マグロウヒル・フィナンシャル(NYSE:MHP)は国際的な金融並びに商品市場に対する信用格付、ベンチマーク、情報・分析サービスを提供する事業を行う金融情報サービス企業である。主なブランドはスタンダード&プアーズ レーティングサービス、S&P Capital IQ、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、プラッツ、クリシル、J.D. パワー、マグロウヒル・コンストラクションである。世界27カ国に約17,000人の従業員を有する。詳細はウェブサイトまで。
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<ご注意>
本紙は報道用資料です。(株)J.D. パワー アジア・パシフィックの許可無く本資料に掲載されている情報および結果を広告または販促活動に転用することを禁止します。



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