賞金3000万米ドルのGoogle Lunar XPRIZEの参加チームが18組に絞られる

XPRIZE

From: JCN Newswire

2013-12-23 12:25

コンテストを通じて、民間資本による最初の月面探査船計画を促進

LOS ANGELES, CA, Dec 23, 2013 - ( JCN Newswire ) - 史上最大規模の奨励金付きコンテストのGoogle Lunar XPRIZEは、締め切りまで2年余りとなり、ますます競争が過熱しています。現在18組の民間チームが、コンテスト期限の2015年12月31日までに月面軟着陸を行うレースのスタートラインにつきました。

これまでの12か月間に、一握りのチームが他の事業に関心を移して撤退し、いくつかのチーム間でコラボレーションが決まったため、参加チーム数は絞られてきました。

-- カリフォルニアのTeam Phoeniciaは、競争相手がペイロード共有により打ち上げコストの削減に重点を置くようになったため、参加を取り止めました。Team Phoeniciaは、小型宇宙機を異なる軌道に配置できるペイロード放出ラックを開発しました。Phoeniciaの最初の顧客は別のGoogle Lunar XPRIZEチームのPenn State Lunar Lion Teamで、Lunar Lion着陸機を月着陸軌道に射出する予約料を支払いました。

-- Open Space SocietyのTeam FREDNETは、もっと一般的な月および惑星間ミッションに集中するため、コンテストの参加を取り止めましたが、今後も専門家と学生のボランティアネットワークにより、宇宙関連官民企業のサポートインフラの開発を続行します。

-- Ansari XPRIZE以来のコンテストの常連であるTeam ARCAは、ランチャー関連活動に注力するため、コンテストから撤退しました。2012年12月に欧州宇宙機関との契約を獲得して以来、ARCAは、ヨーロッパのExoMars 2016ミッションのために一連のパラシュート落下テストを実施しました。このチームの本拠はルーマニアで、新しいExecutorロケットエンジンのテスト施設の建設作業を終えたばかりでしたが、これはHaasロケットシリーズとIAR-111 Excelsior超音波航空機に使用される予定です。

-- モスクワのTeam Selenokhodも、画像処理とナビゲーションシステムの地上用アプリケーションに集中するために撤退しました。Selenokhodの技術はすでにスタッキング倉庫用車両に使用されています。同社は今後、トラック、軍用車および露天掘り鉱山など向けの機器を開発する予定です。

-- Team Jurbanは、宇宙耐久性のあるオープンソースの電子プロトタイプボードである重力ボード製品の開発などのプロジェクトに集中するため、撤退しました。チームは、賞金1000万米ドルのQualcomm Tricorder XPRIZEの参加を続行します。

「多くのチームにとって、2013年は勝負の年です。賞に挑戦しようとするなら、今年中に着陸手段を確保しなければならないからです。」と、Google Lunar XPRIZE専務理事のAlexandra Hallは述べました。「お別れをしなければならないチームがあるのは悲しいことですが、Google Lunar XPRIZEへの参加で得られた技術と専門知識により、すでに宇宙産業や他の分野でビジネスや雇用機会が生まれていることが幸いです。」

現在Google Lunar XPRIZEへのコンテストに参加しているチームは、SpaceIL、Astrobotic、Team Italia、Moon Express、STELLAR、Independence-X、Omega Envoy、Synergy Moon、Euroluna、ハクト、Part-Time-Scientists、Barcelona Moon Team、Team Puli、SpaceMETA、Plan B、Penn State Lunar Lion Team、AngelicvMおよびTeam Indusです。

Google Lunar XPRIZEについて

3000万米ドルのGoogle Lunar XPRIZEは、全世界のエンジニアと企業家が、低コストのロボット宇宙探査法の開発に挑戦するこれまでにないコンテストです。Google Lunar XPRIZEを勝ち取るには、民間資本のチームにより月面にロボットを運び、最低500mを探索させ、高画質動画と画像を地球に送信させなければなりません。詳しい情報は www.googlelunarxprize.org (リンク ») をご覧ください。

メディア問合せ先:
Eric Desatnik / Heather Gordon
+1-310-741-4892 / +1-310-552-4123
eric@xprize.org / heather@finnpartners.com

概要:XPRIZE

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]