「海産物業務における企業の社会的責任は世界的に高まる傾向にありますが、今回のASC養殖サケ規格の認定取得は、このような趨勢をSCSがサポートするための施策の一環です。」と、SCS執行副社長のRobert J. Hrubesは述べ、SCSはすでに1990年代後半の創設時以来、さらに著名な海洋管理協議会(MSC)認定プログラムの指定認可機関であることも付け加えました。「全世界の小売業者の中でもASC認定養殖魚を指定する革新的な企業はますます増えていますが、これは海洋生態系や海洋食物連鎖の脆弱性に対する認識の高まりを示すものです。SCSはこのような重要な施策の一端を担うことを誇りに思います。」
米国海洋大気庁(NOAA)によれば、全世界で食用に生産される海産物の半分以上は水産養殖により供給されており、その割合は増え続けています。水産養殖は、周辺生態系を汚染し、絶滅危惧種の海洋生物を飼料に使い、養殖品種特有の病原体を広めるなどといった批判を広く集めています。ASC規格ではこのような問題を軽減するために、周辺生態系における種の多様性維持、水質保護、持続可能な資源利用への取り組み、地域社会の利害関係者についての透明性などの問題に対応する7つの主原則を、養殖場が順守することを義務付けています。
「ASCの監査に対する需要は急増していますが、SCSの参加で監査実施能力は拡大するでしょう。」と、現在オーストラリアを拠点に活動しているSCS持続可能海産物プログラム部長のSabine Daumeは述べました。「我々は数か月以内に、エビと二枚貝の評価業務も認定取得目標に加える予定です。」
SCSについて
SCS Global Servicesは30年間にわたり、サードパーティ環境維持の認定、監査、規格開発で世界をリードしてきました。そのプログラムは業界の垣根を越えて多岐にわたり、食糧農業、林業、グリーンビルディング、製品製造などの分野での達成内容を評価しています。詳しい情報は www.scsglobalservices.com (リンク ») をご覧ください。
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