xPC Target™ と xPC Target Embedded Option の機能を統合した Simulink Real-Time では、ラピッド コントロール プロトタイピング、DSP、ビジョン システム プロトタイピング、HIL (ハードウェアインザループ) シミュレーションなどのリアルタイム シミュレーションおよびテストをサポートします。これにより、リアルタイム カーネル、マルチコア CPU、I/O およびプロトコル インターフェイス、FPGA を備えた専用のターゲット コンピューターで、Simulink モデルをドライバー ブロックで拡張したり、リアルタイム アプリケーションの自動生成や、計測機器を定義するなど、対話的な実行や自動実行を行うことができます。また、Simulink Real-Time 内の新機能として高解像度リアルタイム ターゲット表示が追加されており、完全に統合されたユーザーエクスペリエンスが実現しています。
MathWorks のマーケティング ディレクターである Paul Barnard は次のように述べています。「Simulink Real-Time は、このようなアプリケーション向けの完全なソフトウェアおよびハードウェア システムの提供における、MathWorks の新たな前進です。エンジニアは、システム全体の連続したリアルタイム テストを中断されることなく実行できるようになります。また、現実に即した環境に対応する統合システムをシミュレーションして構築できるため、コストが抑えられ、ソフトウェアを含めた物理システムと制御システムの品質が向上します。」
Lockheed Martin Skunk Works® は、Air Force Research Lab の Multi-Utility Aeroelastic Demonstrator プログラムのために製造された研究用航空機 X-56A のエンドツーエンドの設計、解析、シミュレーション、テスト、および実装時に、Simulink Real-Time を使用しました。X-56A の通信インターフェイス、信号調整、モード ロジック、ナビゲーション、および閉ループ フライト制御がすべて Simulink で設計され、Simulink Real-Time を使用してプロトタイピングと実装が行われました。さらに、独立した研究者が、フライト制御設計を Skunk Works の Simulink モデルに直接コピーして、Simulink Real-Time で新しい OFP を構築することができました。
Simulink Real-Time の高解像度画像をダウンロードするには、下記URLをクリックしてください。
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発売時期
Simulink Real-Time は Release 2014a ですぐに利用できます。詳細は、R2014a のハイライトに関する Web ページをご覧ください。
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MathWorks について
MathWorks は、数学的計算ソフトウェアの世界有数の開発会社です。MATLAB は、Language of Technical Computing (技術計算のための言語) として、アルゴリズム開発、データ解析、視覚化、数値計算のためのプログラミング環境を提供します。Simulink は、マルチドメイン シミュレーションやダイナミック システム、および組込みシステムのモデルベース デザインのためのグラフィカル環境です。世界中のエンジニアや科学者が、自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、金融機関、生命工学、製薬などの産業分野において、発見、革新、開発を加速させるためのツールとしてこれらのプロダクト ファミリを活用しています。また、MathWorks の製品は、教育および研究に欠かせないツールとして、世界各国の大学や教育機関において活用されています。MathWorks は 1984 年に創業、現在は、マサチューセッツ州ネイティックを本拠地とし、世界 15 か国で 3000 名以上の従業員が活躍しています。詳細については www.mathworks.co.jp をご覧ください。
MATLABとSimulinkは、MathWorksの登録商標です。その他の商標のリストについては、mathworks.com/trademarksをご覧ください。 その他のブランドあるいは製品名などの商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
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