AsiaNet 58310 (1160)
【イエーテボリ(スウェーデン)2014年10月21日PRN=共同通信JBN】ハンガリーのMediso Ltdは21日、European Association of Nuclear Medicine(EANM、欧州核医学会議)年次会議で、3および7テスラ(T、磁束密度)電界強度を持つ新しいMRI(磁気共鳴画像)サブシステムを発売すると発表した。この無冷媒型技術は、臨床前集学的イメージングプラットフォームnanoScanに統合される。
Logo: (リンク »)
2012年以来、永久磁石に基づく15の複合PET(ポジトロン放出断層撮影)/MRIおよびSPECT(単一光子放射断層撮影)/MRIシステムが成功裏に設置されている。しかし、研究者のニーズを満たすため、Medisoの製品ポートフォリオは、より高度の電界強度を持つ新しい、小型で超電導MRIシステムを含めるまで拡大された。
Medisoの創業者であるイスタバン・バガメリ最高経営責任者(CEO)は「新しい3Tおよび7Tサブシステムの迅速な統合のカギは、nanoScan PET/MRIの既存プラットフォームを保ち、これらの長所を維持して成功裏にシステムを組み込むことである。このような意欲的作業は、超電導マグネット技術と臨床前MRイメージング双方で大きな経験を持つ企業との長期的な戦略提携によって支援された」と語った。
Medisoは最近、3Tおよび7Tマグネットの供給目的で、2011年以来の高電界、無冷媒型MRIマグネットのオリジナル・デベロッパー兼メーカーであるSuperconducting Systems Inc.(SSI)と独占契約を結んだ。SSI創業者であるシャヒン・プーラヒミ社長は「当社独自の特許で保護された無冷媒型超電導マグネット技術によって、当社は省スペース、軽量、超低磁気浮遊磁界の小型マグネットを組み立て、液体ヘリウムの必要性を除去することができた」と語った。
nanoScan製品ラインに新しいマグネットを組み込むために、戦略的業務提携契約がMRイメージング・システムの開発者であるRS2Dとの間で結ばれ、MRIサブシステムの新製品ラインを製作することになった。RS2Dの創業者であるレミー・シンプ社長は「3Tは臨床研究で最も広く使われている電界強度である。それは造影剤によるイメージングから腫瘍に対する高解像度の自動画像処理、脳研究に必要な機能イメージングまで、各種アプリケーションに対する高・低磁界MRI間の妥協を示す。さらに、それは高性能の研究目的を対象とするより高磁界システムである7Tにアップグレードすることができる」と語った。
新しいMRIサブシステムは、単独のMRIもしくは高性能PETモジュールとの組み合わせで提供され、同時データ取得能力ができるPET/MRIシステムに進む道を開く。これら製品は、ITマグネットに基づく既存のPET/MRIおよびSPECT/MRIスキャナーを補完するともに、これらシステムに対するアップグレード・パッケージとして入手できる。
Mediso Ltd.
H-1022 Budapest, Alsotorokvesz 14.
Phone: +36-1-399-3030
Fax: +36-1-399-3040
E-mail: sales@mediso.hu
▽報道関係者問い合わせ先
Dr. Gabor Nemeth, Program Director, Preclinical Imaging
E-mail: gabor.nemeth@mediso.com
Mobile: +36-(30)9000-933
ソース:Mediso Medical Imaging Systems
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。