シュプリンガー・ジャパン株式会社
新オープンアクセスジャーナルRenal Replacement Therapy
バイオメド・セントラルと日本透析医学会が創刊
Springerグループのオープンアクセス出版社バイオメド・セントラル(BioMed Central) (リンク ») は、一般社団法人日本透析医学会 (リンク ») とパートナーシップを締結し、オープンアクセス(OA)ジャーナルRenal Replacement Therapyを創刊することになりました。すべての論文がオープンアクセスで出版され、掲載と同時に無料公開されます。2015年後半に論文公開を開始予定です。
編集長を務める和歌山県立医科大学腎臓内科学講座の重松 隆教授は、同大学附属病院の血液浄化センター長および臨床工学センター長を兼任し、慢性腎臓病に関連する骨ミネラル代謝、リン代謝、ビタミンD代謝異常の研究に取り組んでいます。
重松 隆編集長は次のように述べています。「先進国のみならず、発展途上国においても腎代替療法(RRT: renal replacement therapy)が必要とされる末期腎不全患者は世界的に増加の一途をたどっており、医療領域としても大きな問題となってきています。今回、腎代替療法(RRT)の世界的なレベルでの質の向上を共有すべき時期が来たと考え、本ジャーナルを創刊することにしました。この目的に鑑み、広く情報の共有と開示を促進すべくOAジャーナルの形態を採用しました。」
Renal Replacement Therapyは、血液透析、腹膜透析、血液浄化、腎移植や再生医療に関するあらゆる領域の研究成果を出版します。加えて、慢性腎疾患、急性腎損傷、貧血、鉄代謝、腎感染、高血症についての論文も対象とします。日本のみならず世界中からの論文投稿を受け付けます。
論文出版料(APC: article-processing charge)は日本透析医学会が負担するため、著者は論文出版料を支払う必要はありません。新田 孝作理事長は次のようにビジョンを語っています。 「本誌をバイオメド・セントラルから出版し、我々の透析医学の知識と経験を広く世界に発信することで、腎代替療法の発展に寄与できると確信しています。将来、透析医学分野におけるトップジャーナルの一つになりたいと思っています。」
また、バイオメド・セントラル臨床医学分野のエディトリアル・ダイレクターであるTodd Hummelは次のようにコメントしています。「当社は、日本透析医学会とパートナーシップを提携できたことを光栄に思っています。Renal Replacement Therapyの創刊によって、当社の臨床医学分野の学会出版プログラムがさらに強化されることを大変嬉しく思います。」
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<BioMed Centralについて>
バイオメド・セントラル(BioMed Central)は、オープンアクセスによる出版モデルを開拓した科学・技術・医学(STM)分野の英国の学術出版社です。BioMed Centralが出版するすべての査読付き論文は、出版後ただちにオンラインで無料アクセス可能なうえ、再配布・再利用を許可するライセンスを供与されています。BioMed Centralは国際学術出版グループ、シュプリンガー・サイエンス+ビジネスメディア(Springer Science+Business Media)の一員です。
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